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いつもの年だと、紫陽花の咲いた後には草刈りが入る。
そうすると、通路添いの石組みに沿って伸びていた葉は刈られて
時には花芽も一緒に草刈りに遭う。
今年は何本かは残っていた。
▲ 三角錐状になっている、この頃が一番端正な姿。▼
▲ 総状花序に幾つもの花、花被片とほぼ同じ長さのおしべ6個、花糸、めしべの柱頭は薄紫。▼
▲ 花被片は幅の広いものと狭いものが交互に3枚ずつ並ぶ。▼
▲ 花は総状花序、花柄下に短い苞が見える。
花被片は花の終わりには濃紫になり、萎れる。▲
▲ 葯は薄クリーム色で半分に割れ、花粉は少し濃い色をしている。
子房部分は3室、それぞれに種子が出来る。▼
▲ 花は総状花序、蕾の頃には花柄下に短い苞が見える。
花被片の先端部分の緑色が蕾時代にはアクセントになる。▼
ツルボ(蔓穂)キジカクシ(←ヒアシンス、ユリ)科シラー(スキラ)属 Scilla scilloides
シラー(スキラ)属は、APG植物分類体系ではユリ科からヒアシンス科を経て現在はキジカクシ科。
面倒なのが分類学名ではツルボラン科も存在する。
ツルボラン科には、アロエ属、ブルビネ属、ワスレグサ属が含まれ、
もっと面倒なのがツルボラン属が入っていることだろう。
(2020.08.01 須磨離宮公園)
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▲ 三角錐の頃 葉が伸び始めた頃 ▲
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明石のツルボ 花の頃 須磨のツルボ
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