この畑は、50年以上も昔の通学路にある。
山電・人丸前駅までの車中の喧噪がそのまま人丸山東坂に続いていたし
生物の島田先生宅前を通って高家寺前に出る細道はそれはそれは大変な騒ぎだった。
一旦舗装された道路から下って同じ分を上り直すのだが
雨の降った日などは泥水が流れ落ちる未舗装の近道。
その難所を抜けたすぐ横がこの畑だった。
▲ 花が咲き、伸び続けている蔓の先に出ていた新しい葉も少なくなって来たけれど
羽化した蝶は産卵のために新しい葉を求めて飛び回っている。▼
▲ 奇妙な姿の花、下部の膨らみの中におしべ・めしべが収まって居る。▼
▲ 花の下部、おしべ・めしべの収まって居る下が子房部分で、三年前に「解剖」した。
受粉が完了するとこの部分で花と子房部分は切り離される事になる。▼
▲ 花の最下部の膨らみの中におしべ、めしべ、子房はその下にあり
受粉後子房部分が切り離される部分が見える。▼
▲ 花の部分が脱落し、残った子房部分。▼
ウマノスズクサ(馬の鈴草)ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属 Aristolochia debilis
(2020.07.02 太寺)
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▲ ウマノスズクサ分解図
めしべが黒く色付いているのは受粉した証左だろうか。
▲ 今年羽化した蝶が産み落とした卵 ▲
▲ 昔撮った、ジャコウアゲハの産卵現場。▲
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この場所のウマノズクサ ジャコウアゲハの幼虫 ジャコウアゲハの羽化
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