HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

2020-02-01 | 冬 青色系

やはり今年の冬は暖かすぎる。
ここまで花が咲くのを見るのは初めてかも知れない。
春の花盛り?は、何を撮って良いのかよく分からないけれど
今の時期には、咲いているものが少ないから存分に撮ることが出来る。
雑草なのだろうから慌てなくても春にも咲くだろう、そう思いながら撮っている。


▲ 午後になっていたけれどおしべはまだ盛んに花粉を絞り出している。
自家受粉を避けてでもいるようにめしべは微妙な角度でおしべからは離れている…のだが。▼

▲ それでも隣の花粉が付いている…としか思えない程の花粉量が花冠には散らばっている。

▲ 午後の楽しみの一つ、花冠が抜け落ちた直後の萼片に守られためしべ、子房部分も真上だと見える。▼







▲ 数日前に出来た「フグリ」 萼片4枚が子房部分を包んでいる。
今日は見かけなかったけれど、ここでは農薬散布の影響かと思しき白花が時々出ていた。
(2020.01.30 鳥羽)




▲ 小西は、花粉を出すタイミングは開花直後の光なのだろう…と推測している。
確かに開いた直後の花も既に花粉を出している。▼













▲ おしべの葯はめしべ側に向かって二つに割れて花粉を出している。
自家受粉を避けてでもいるような微妙な角度でおしべと離れているめしべだが
このようなおしべの花粉の出方を見ると自家受粉の方が確実なのだ…と見える。▼






▼ 風のある午後の楽しみの一つ。風が無くても花冠はくるりと廻って萼片から抜け落ちる。▼











▲ 午後になると萼片が基部におしべをつけた花冠を絞り出す。少しの風でも、ハラリと抜け落ちる。
めしべの花柱と下の子房部分が緑の中に残る。▼








▲ 眺めているそばから、花冠は抜け落ちる。運が良ければ?真下に落ちた花冠と残っためしべを一緒に撮ることが出来る。▼

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) オオバコ科クワガタソウ属 Veronica persica
(2020.01.29 北王子町)
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2 コメント

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同じオオイヌノフグリでしょうか? (こいも)
2020-02-05 22:55:55
林の子さん
画像を見させていただきながら
これって同じオオイヌノフグリなのかと
自分の目を疑ってしまうほどの素敵な画像ですね。
まずどうしたらこのように美しく撮れるのでしょうか・・・
花冠が落ちてからがこんなにも素敵なことを知りませんでした。
これはしっかりと見なければと思いました。
運が良ければの世界を見てみたいです。
ありがとうございました。
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時間をかけているだけです。 (林の子)
2020-02-05 23:12:43
有り余る…と言うと語弊がありますが、現役時代は余暇を存分に堪能。
現役を離れると今度は仕事にかけていた時間を存分に自分に振り与えています。
要は自分の都合だけで時間を使っているのでしょうね。
贅沢な話ですが、家でテレビ見て美味しいものを食べている時間と同じだ…とほざいています。
一つの画像にそんなには時間はかけない、どちらかと言えば粗製濫造、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる…と言う撮り方。
持っている機材は中古で、レンズ交換等出来ない代物。
それでも、費やした時間と撮っている枚数は気の遠くなる量になるでしょうね。
撮る対象がそれほど多くないから出来るのだと思います。

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