自生種の生育している地域性からすれば
関東よりも四国に近いのだから、シオギク…なのだろう。
それでもここでは自生している、或いは自生種を栽培している…等とは言えない。
園芸用に植えられているもの、そう考えている。
幾つもの場所で、イエギクとの交雑種ばかりを見ているけれど
舌状花の無い花は幸い??ここで見るだけになっている。
(20221.12.08 松江)
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寒風吹きすさぶ真冬の須磨アルプスを神戸地下鉄妙法寺駅から西に歩いた。
栂尾山からは一旦高倉台団地に下り、高倉山・鉄拐山・旗振山を越えて塩屋駅に至る。
昔、高倉山と呼んでいた辺りは団地開発でほとんどが削られ
今は「おらが茶屋」と呼ばれる建物が作られてしまって周囲も往時の面影はない。
そこにこの花が植栽されているとは思わなかったから驚いた。
イソギク(磯菊)キク科キク属 Chrysanthemum pacificum
(20221.12.14 須磨・高倉山)
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シオギク(C. shiwogiku)頭花はイソギクより大きく径8~10mm、ややまばらに咲く。四国南岸。
イソギク(C. pacificum)頭花は径5~6mm、密に咲く。千葉~静岡県、伊豆諸島。
キイシオギク(C. kinokuniense)イソギクとシオギクの中間的な形態 紀伊半島沿岸。
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▲ 花弁は白だけれど、かなり様子の違っている種類。葉の様子も違っている。 ▲
▲ 左は花弁は黄色く短いので疑問符のつく交雑種 右は白い花弁の出た「ハナイソギク」の名前で呼ばれているもの。▲
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イソギク2021 交雑種・2022黄 交雑種・2022白
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