HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

イヌキクイモ(犬菊芋)→ キクイモ?

2018-10-25 | 秋 黄色系

敢えて区別するとこうなるのだけれど
敢えて区別しても疑問点が幾つか出てくる。
やはりキクイモとしておくのが妥当かも知れない。



▲ 花弁数だけを見れば、キクイモより少ない。▼



▲ キクイモと違って、茎の剛毛はやや少ないように見える。総苞は2列。▼



▲ 総苞片は2列、そう記述されているものも多いが、ここでは3列が普通。
花弁に近い部分は平開しないので2列にも見える。▼

イヌキクイモ(犬菊芋) キク科ヒマワリ属 Helianthus strumosus
キクイモ(菊芋)Helianthus tuberosus 英名 Jerusalem artichoke
(2018.10.02 田町)

 
▲ イヌキクイモと見ている総苞片と花弁 総苞片は3列にも見える。
 
▲ キクイモと見ている総苞片と花弁 総苞片は3列、茎の剛毛が目立つ。

 
▲ キクイモモドキ(左)とイヌキクイモ(右)ではこの比較図通りに総苞の違いがハッキリしている。
Wikipediaでは、ヒメヒマワリ(Helianthus cucumerifolius(=Helianthus debilis)、
キクイモモドキ(Heliopsis scabra)、ヒマワリモドキ(Heliopsis helianthoides) 
大場の植物分類表では、Heliopsis helianthoidesをキクイモモドキとしている。
いずれにしてもキクイモモドキはヘリオプシス(キクイモモドキ ヒマワリモドキ)属で
キクイモ、イヌキクイモのヘリアンサス(ヒマワリ)属とは別属。
キクイモモドキの草丈は1mくらいある。
ヒマワリモドキとの違いで際立つのは葉がざらつくこと。
八重咲き種が多く「宿根ヒメヒマワリ」と呼ばれ売られている事で、類似名の区別がつきにくく混乱している。
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イヌキクイモ(犬菊芋)
 キクイモ(菊芋) キクイモモドキ(菊芋擬き)



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