HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

イソギク(磯菊)

2020-11-28 | 秋 黄色系

イソギクと呼ばれているものには舌状花は無い。
そこにイエギクとの交雑で白い花弁を持つものが登場した。
それを普通にハナイソギク(花磯菊 Chrysanthemum x marginatum)と呼んでいたのだが
最近では交雑したものの多くを「ハナイソギク」と書くページが増えてきた。
中には葉の形状など無視したかのような書き込みさえも見られるから、これから先どうなることやら。
かつて、膨大な画像を整理しながら幾つもの交雑種を分類しようとした。
イソギク のおと としてまとめたけれど、結局は無駄な努力だと悟った。
菊はそれ自体交雑しやすいのだろうし、交雑したものが次の交雑種を作り出すことも多いのだろう。
ブログ更新が自己満足の域を出ることは無いのだろうから
幾つもの交雑種を分類して自己満足で続けるのも選択肢だけれど
見かけることも少なくなって来ている。


▲ 典型的なイソギク、そう感じている葉。花は蕾の状態では交雑種かどうかはわからない。▼



▲ 開花した花を見れば、舌状花は無いことが分かる。▼





▲ 幾つもの花が茎の先端部に集まって咲いている。▼



▲ 舌状花の無い分、花が固まって咲いていても仰々しくは見えない。▼



▲ 花は筒状花だけ、咲き始めにはおしべが飛び出している。▼



▲ 花は周辺部から開花し、最初はおしべが伸び、次いでおしべの花粉を押し上げるようにして
めしべが伸びて来るのは他の菊の仲間と同じ。▼









イソギク(磯菊)
キク科キク属 Chrysanthemum pacificum
(2020.11.23 松江)
☆☆
 
▲ 左は疑問符のつく交雑種 右は白い花弁の出た「ハナイソギク」の名前で呼ばれているもの。▲
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去年のイソギク
今年の交雑種1 黄 今年の交雑種2 白 今年の交雑種3 昆虫 ・田町



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