HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

カラクサケマン? セイヨウエンゴサク?2

2012-12-05 | 秋 赤・桃色系

仔細に観察…と思っても、一株しか育っていない。
おまけに、草丈10㌢のオオオナモミに絡みついている。
オオオナモミは殆ど草丈を伸ばしていないけれど
こちらはそれ以上に育ち切れていない。
萼片が花筒の側面にあることから
ニセカラクサケマン…と感じるのだけれど
花色の赤紫の濃さからはカラクサケマンと感じるし

萼片のサイズがやはりまだ引っ掛かっている。

たから来春まではこのまま不詳として上げておこう。



 






葉は三回複葉で深裂


 


未成熟な果実、果柄は極端には曲がっていないから
ニセカラクサケマンは除外できそうだ。


 
花筒の色は花期の最初と終わりでは違っている。
それでもニセカラクサケマンがここまで赤紫が濃くなったのは見ていない。

萼は花筒の側面についている。
 


この「雰囲気」からは、カラクサケマン…と見える。

(2012.11.30 明石川




 


花期の終わりが近いと見えるが、まだ少し新しい花が咲きそうだ。

やはり萼片は花筒の下ではなく両側に見える。
萼片のサイズからはセイヨウエンゴサクの可能性もあるだろう。
ただ、残念ながら一度も現物を見ていないので断定も、推定も出来ない。

咲き終わった花は果実を結ぶ為にやや下向きに…。
カラクサケマン(唐草華鬘) ケシ科カラクサケマン属Fumaria officinalis
セイヨウエンゴサク Fumaria muralis
ニセカラクサケマン(偽唐草華鬘)
  Fumaria capreolata
(2012.12.03 明石川
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カラクサケマン?1
今年のニセカラクサケマン ニセカラクサケマンの果実 ムラサキケマンの果実



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