HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)

2020-03-24 | 春 黄色系

花が咲いている。




















(2020.03.21 森林植物園)

かつてこの場所にはフサアカシアが育っていた。

ところがいつかの夏、絡みつかれていたセンニンソウもろとも倒れて、伐採された。
その跡地?にギンヨウアカシア。
確かに、大樹になるのだけれど根が浅いから、強風で倒れることも多いフサアカシアより

しっかりと耐寒性もあるギンヨウアカシアの方が日本では多く植栽されるのだ。
いつの間にかギンヨウアカシアも「ミモザアカシア」と呼ばれてしまっているから
ここでもきっとそう呼ばれるだろう。
別に誰が困るわけでもないから善し…になる。







(2020.03.05 森林植物園)










ギンヨウアカシア(銀葉アカシア) マメ科アカシア属 Acacia baileyana(=Racosperma baileyanum)
(2020.02.20 森林植物園)


▲ ギンヨウアカシアの花の頃

フサアカシアの葉は、小葉の数が多い事で区別出来る。






▲ 側溝の先に倒れながら残っていた。花も咲くだろう。▼

フサアカシア
 ネムノキ科 Acacia dealbata(=Acacia decurrens var. dealbata)
(2020.02.20 森林植物園)


▲ 何年か前まではここで育っていたフサアカシア。
ミモザについての一言
ミモザはオジギソウなどの属名。
単に花の姿がそれに似ているからとミモザの呼び名が流用されただけのこと。
序でに言うと、白い花の咲く「アカシア」も植物学的には今は「ニセアカシア」
その呼び名を嫌って「ハリエンジュ」と呼ばれる事の方が多いのは許せる。
それでもそのニセアカシアから蜂が集めた蜂蜜は「アカシアハチミツ」と未だに呼ばれている。

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 ギンヨウアカシア(銀葉アカシア) フサアカシア アカシア・スペクタビリス アカシア・ロンギフオリア 
アカシア・プラビッシマ アカシア・クルトリフォルミス
アカシア・ポダリリーフォリア/アカシア・ブアマニー/アカシア・クルトリフォルミス

 ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)


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2 コメント

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ギンヨウアカシアとフサアカシア。 (こいも)
2021-03-09 14:38:48
林の子さん
ミモザ・・・ピンクのお花にびっくりです。
黄色ではなかったのですね。
ギンヨウアカシアとフサアカシアの区別もできました。
ありがとうございます。
色々違いがわかってうれしいです。
これからはミモザケーキはピンク色になりそうです。(=*^-^*=)
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もの知り顔で話さない。 (林の子)
2021-03-09 17:16:36
いつの間にか「ミモザ」が定着してしまっているので
今更「ミモザ」がオジギソウの学名、花色は桃色…なんて言っても
余り意味が無くなってしまったようです。
ただ花だけを愛でる人には「ミモザ」と呼ぶ方が短くて簡単なのでしょう。
そんな例は幾つもあるので、間違い探しなどやったところで仕方の無いこと。
今は『これがミモザです…』などとしたり顔で説明なさっている人の横を
黙って通り過ぎるようにしています。
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