HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

宇治のササユリ

2018-06-04 | 番外編 風景など

幼稚園から小・中学まで一緒だった「米屋のみっちゃん」
中学校は違ったけれど、昭和26年3月の卒園写真に一緒に映っている順ちゃんと
ご主人も帯同、嫁ぎ先の裏庭にササユリが咲くと言うので出掛けた。
宇治までは、女房どのの愛車・miniで1時間半程度。
先週、同じ小学校の同窓の絵画展に足を運んだのだけれど、
電車の遅れで彼女には会わなかったから、何と52年ぶりの再会だった。


胡粉と言う、余り馴染みのない貝を砕いて作る商品では名の知れた会社。
胡粉とは貝殻からつくられる日本画の白色絵具のこと。

寡黙なご主人に、材料から完成品までの一通りの行程を説明して頂いた。
豪勢な昼弁当を頂き、その食事中に話題になったハヤブサの子育て場所を案内して貰った。
その帰路、少し宇治方面に走って、西国33ヶ寺の十番札所三室戸寺も案内して貰った。
お喋りが過ぎたのか、近くにある平等院はそれじゃまた来たときに…と言うことになった。
中学卒業以来だったけれど、順ちゃんは何度かここを訪れていたようだ。
旧知と言うのは、長い時間が経っていても直ぐに会話は繋がる。

▼ 左側の崖が崩れて減ってしまったと言うササユリ。
胡粉工場の直ぐ横にある斜面に咲いている。▼









▼ ハヤブサの子育て現場に連れて行って貰った。 ▼


▲ この断崖がハヤブサの子育ての場所だそうだ。
カメラマンが大勢陣取っていた。



▲ 雛が育てられた場所、雛は右上の岩の中程で親鳥の帰りを待っていた。

▼ 三室戸寺の紫陽花 ▼










▼ 胡粉の原料はかつてはイタボガキ、入手が困難で今ではホタテ貝に変わっている。
この野ざらしの状態で10年近く放置されるという。




▼ かつての原料だったイタボガキの殻





▲ 古くからの機械がまだまだ稼働している。▼



胡粉の原料は貝殻、わずかな不純物を除いて99.8%が貝の粉。だから食べることもできる。
『塩豆』などの豆菓子のまわりを覆っている白い粉は実は胡粉、
京都「豆政」の塩豆の裏にも原材料として貝カルシウムの表記がある。

(2018.06.01 宇治・菟道)





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