瀬戸内海に面した場所には幾つもの小公園、そこには防砂用に植えられた松。
昔からの点景。
クロマツ(雄松)に新しい芽が伸び始めた。
白っぽい鱗片(アカマツは赤茶色)に覆われた頂芽はまっすぐ上に伸びる。
てっぺんに雌花、基部の雄花序は花粉を飛ばし始めている。
▲ 去年伸びた枝には緑の葉が広がっている。その枝先に今年の枝が伸び始めている。▼
▲ 長く伸びあがっているのが今年の「枝」、白っぽい鱗片に包まれているのが今年の「松葉」▼
▲ 今年の枝先に赤い「雌花」、来春には小さなマツボックリ、秋には立派なマツボックリになる。▼
▲ 伸びた今年の枝の基部に、今年の雄花がびっしり枝を取り囲んで咲く。
小さな松ぼっくりは去年の枝先に咲いた雌花から生まれたもの。今年秋には大きな松ぼっくりに育つ。▼
▲ アカマツの葉先は余り痛くないけれど、クロマツは痛い。▼
▲ 鱗片が剥がれ、葉が伸び始める頃、雄花は花粉を撒き散らす。▼
▲ 咲き始めた雌花は松ぼっくりそっくりの姿。▼
▲ 豪勢?だけれど、全部が松ぼっくりになるはずもない。▼
▲ ん? 新枝の先端に雌花、基部に雄花だけれど……。▼
▲ 花粉を飛ばし始める直前の雄花 ▼
▲ 風があると黄色い粉が飛び散る。▼
▲ ここに林立?している幾つかの新枝を摘み取らないといけないのだけれど。▲
クロマツ(黒松・雄松)マツ科マツ属 Pinus thunbergii
(2022.04.28 船上)
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テーダマツ2022 クロマツ2021 ゴヨウマツ(ヒメコマツ)2022 ハクショウ(白松)2021
アカマツ・クロマツ2020
色々見させていただき感動しています。
こんな場面を見てみたいです。
クロマツってとっても素敵ですね。
ますます見ることができそうな樹を探してみたいです。
赤い可愛い雌花やびっしりと咲く雄花、
その雄花が花粉を出しているところ・・・すごいです。
やっぱりこの目で見てみたいです。
ありがとうございました。
伸びた新枝の先に雌花がついて、翌年にはしっかり松ぼっくり、なのですが
枝ばかりがどんどん大きく育つといけない場所では
しっかり「みどり摘み」されるので、その分松ぼっくりは少なくなりますね。