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自転車走らせば5分足らずでこの場所に着く。
それでも二年ぶりのツルナ。
ツルナの花、黄色く見えるのは花弁ではなく、萼片の内側。
花期は過ぎたのか、果実が弾け種子がのぞいている。
ツルナ(蔓菜) ツルナ(ハマミズナ)科ツルナ属Tetragonia tetragonioides
(2019.04.14 松江)
☆
【塩囊細胞のこと】 植物にとって、塩分は有害。その根拠は幾つも科学的に示されている。
それでもツルナなどの海浜性植物の場合には、そこに育つための「知恵」が備わっている。
その一つに、無為に取り込まれた塩分を植物体内に取り込まずに貯めておくものがあり
それを「塩囊細胞」と言うそうだ。
砂地でなおかつ塩分を多く含んだ水しか取れない植物の生きる知恵、そう言われている。
乾燥地帯などでは幾つもの植物が育ち、肉厚の葉を持つもの、針のように細い葉、刺状にまで極端に細くなった葉など
葉に水分を蓄えたり、葉からの余分な蒸散を防いだりと、様々な知恵が生まれている。
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二年前のツルナ
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