HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ツルナ(蔓菜)

2017-06-01 | 春 黄色系

ツルナの花、黄色く見えるのは花弁ではなく、萼片の内側。
ホウレンソウと同じように食べられます…
良くそのような記述にお目にかかる。
どんな状態のものを召し上がるのだろうか。

食べられる…と書かれているから、食べられると言っている気がする。
食べ物が豊富な現在、敢えて食べることもあるまい。




















ツルナ(蔓菜)
 ツルナ(ハマミズナ)科ツルナ属Tetragonia tetragonioides
(2017.05.28 松江)

【塩囊細胞のこと】 植物にとって、塩分は有害。その根拠は幾つも科学的に示されている。
それでもツルナなどの海浜性植物の場合には、そこに育つための「知恵」が備わっている。
その一つに、無為に取り込まれた塩分を植物体内に取り込まずに貯めておくものがあり
それを「塩囊細胞」と言うそうだ。
砂地でなおかつ塩分を多く含んだ水しか取れない植物の生きる知恵、そう言われている。
乾燥地帯などでは幾つもの植物が育ち、肉厚の葉を持つもの、針のように細い葉、刺状にまで
極端に細くなった葉など
葉に水分を蓄えたり、葉からの余分な蒸散を防いだりと、様々な知恵が生まれている。
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今年のツルナ



2 コメント

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粒々が・・・ (こいも)
2018-10-21 21:40:32
林の子さん
ツルナってまだ見たことがありません。
黄色い花弁のようなものは萼片の内側ですか。
其処此処に小さな粒々が輝いていますね。
綺麗に輝いて色々工夫をして
植物の「生きる知恵」・・・すごいな~と思いました。
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生きる知恵 (林の子)
2018-10-22 09:13:00
言葉が交わせるので、人間同士ではいろんな知恵が共有できますね。
言葉を交わせないから、植物は(たぶん人以外の動物も)
育つ環境も自由には選べず、そこに居るしか仕方ないので
生きる術を自分たちで見つけて順応したり仕組みを持ったり…なのでしょうね。
人はそれ以上のことが出来るのに…と思いますが、挫折や諦めも持てるので不可思議です。
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