風の声

想いつくまま

心の風景がある

2018年04月10日 | 日記
誰にも心の風景がある。

いつも浮かぶのは、自転車をこぎ通学した道沿いの川の景色。
道はすっかり変わってしまったが、川の流れはあの頃のまま。

いまでも田植えの頃には鮎が遡上する清流だ。
底まで透き通り、きらきらと輝く魚たちの泳ぐ姿が見える。

かつては秋に鮭が群れを成してのぼっていた。
下流に大きなダムが出来てしまい、鮭の姿は消えた。

いつも墓参りの道中、川を眺め懐かしいあの頃を想う。

どこにでもあるような山間を流れる川の景色だが、私には心の風景だ。

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