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産院廃止の危機

2005-10-29 10:17:01 | 新聞記事

〈信濃毎日新聞(地域東北信版) 10月29日掲載記事から引用〉



上田市産院の廃止の危機
出産経験者 存続を求める声「自然なお産評価」



上田市常磐城の市産院が産科医不足を背景に存続の危機に陥っていることが28日、分かった。県内で唯一、世界保健機構(WHO)とユニセフから認定された「あかちゃんにやさしい病院」で、母乳育児や自然なお産で知られる。「産院のかわりには上田地域では見当たらない」とし、産院で出産した女性たちは、存続運動を探り始めた。「産院と出合えたから、早く次の子を生みたいと思ったのに」。上田市内の女性は(31)は、長女(3)を別の病院で出産。促進剤により陣痛に体がついていけず、おなかを押された出産した。母乳もてこずり、「お産って、心まで痛いのか」と病室で泣けてきた。まぶしすぎる分娩台であおむけになるのに抵抗があり、第二子を妊娠したとき、産院に相談すると、「好きな姿勢で産んでいいよ」と言われ、安心した。今年六月、二女が誕生。出産後、母子は離されると思っていたが、へその緒が付いた我が子を裸の胸で抱く「カンガルーケア」を味わった。

市産院は、出産ができる病院がない依田窪地域からの利用も多い。産院で出産した丸子町内の女性(31)は「丸子から見て産院は上田が誇る『文化』」だと話す。
こうした好評を裏付けるように、市産院は2000年8月「赤ちゃんにやさしい病院」に認定された。現在、この認定施設は国内で40箇所。母乳育児推進の医師や助産婦らでつくる「日本母乳の会」(東京)は「認定までに職員の意識改革を含めて10年はかかる」とする。市産院が、母乳育児が思うようにいかない母子のための滞在型支援施設を設けていることも挙げ、「公立病院では全国でも先進的」とその存在を評価している。

多くの産科では、出産が終わると病院との関係が薄れていく。だが、産院では、出産経験者のある母子たちが情報交換などの目的にサークルを結成している。産院廃止の恐れがでてきたことから、サークルメンバーを中心に存続を求める署名運動を検討し始めた。

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産院で出産した経験のある私達が、11月9日「『いいお産』を望み産院存続を求める母の会」を発足、現在6万人の署名を目標に署名活動を行っています。
◆署名にご協力ください◆  
署名用紙のダウンロードはこちらから->

「上田市産院への想い」産院の危機に関しての上田市への要望や、ご意見をお寄せください。
◇メールはここに  ->keep-s@mail.goo.ne.jp  
●このご意見は、11月19日(土)午前に予定している「上田市長と語る会」に皆様の心あるご意見を私達事務局が代表して、市に提出します。携帯メールからも送信できます。 一人でも多くのご意見をお寄せください。 皆様からお寄せいただいたメールは、また、このブログで公開させてください。よろしくお願いします。
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