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上田市の母袋市長、上田市産院の移転改築方針明らかに

2008-06-02 20:14:08 | お知らせ

信濃毎日新聞 掲載記事 2008/06/03 東北信版
上田市産院の移転改築方針 母袋市長市長が方針 
「長野病院近くに」


 上田市の母袋創一市長は2日の市議会6月定例会の招集あいさつで、老朽化が進んでいる市産院を移転改築する方針を示した。時期は「数年後には必要になる」とし、移転先は「地域の高度医療を担っている(国立病院機構)長野病院の近くが基本になる」と述べた。市は、産科医不足を背景に信大医学部が05年、医師引き揚げ方針を示したのを受け、いったん市産院の廃止を打ち出したものの、存続を求める署名運動を受け撤回。その後のビジョンを示していなかった。


 母袋市長は取材に対し、長野病院の近くでの市単独の建設や、長野病院の敷地内や建物内への併設も「検討対象」と説明二。移転改築に合わせ、危険の少ない正常出産を助産師が担う「院内助産院(パースセンター」の開設を検討するとの見通しも示した。
 上田市産院は一九六八(昭和四十三)年、現在地に移転。現在、ベッド数は二十七床で、常勤医一人、非常勤医二人、助産師十七人、看護師・准看護師十三人。〇七年度は上田小県地域の三分の一ほどに当たる六百六十九件の出産を扱
ったが、昨年十二月末の前院長の退職に伴い、本年度は五百件を超える程度に減る見通しとなっている。

特色生かすため医師確保を

母袋市長が移転改築方針を示した上田市産院

上田市の母袋市長が移転改築の方針を示した上田市産院は、全国でも例がない産科単料の公立病院で、県内で唯一、国連児童基金(ユニセフ)などから「赤ちゃんにやさしい病院」の認定を受けている。移転後もその特色を生かすには、継続的な医師確保と、地域の高度医療を支える長野病院の体制強化が欠かせない。
 市産院は、へその緒がつながったまま裸の胸に赤ちゃんを預けてくれる「カンガルーケア」や、出産時に負担の少ない横向きや四つんばいの姿勢などを選べることから、特に自然分娩を希望する母親らの支持を得ている。
 産院存続を求めて署名運動をした斉藤加代美さんは、「市がこの地域のお産に責任を持つと宣言してくれたようで安心した」と改築方針を歓迎。一方で「産科医不足は深刻で、産院の良さを支える医師が今後も十分確保できるか、壁は高いと思う」と話す。
 母袋市長はこの日、取材に「古くて患者さんに不便をかけている状態の病院に、医師は呼びづらい」とし、改築と特色ある産院の取り組みをPRすることで、医師確保の「呼び水」とする意向を示した。
産院を含め、上田小県地域の出産医療体制を保つには、地域で危険度の高い「ハイリスク出産」を受け持つ医療機関が不可欠。その役割を担う長野病院は産科医引き上げ問題題に直面している。
派遣元の昭和大が8月以降も派遣自体は続ける方針を示したが、人数や期間は未定だ。

母袋市長は市議会で「長野病院の医師確保にも全力で取り組む」とした。
責任が一層重くなる。(祢津 学)

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信濃毎日新聞 掲載記事 2008/06/03 東北信版
東御市民病院改革プロジェクトチーム

東御市の花岡利夫市長は庁内に市民病院改革プロジェクトチームを設置し、2日、初会合を開いた。4月の市長選で公約した市民病院の産科新設や小児科の充実、経営改善策について話し合う。花岡市長は9月定例市議会までに一定の方向性を示すよう検討を求めた。花岡市長は懸案の産科医確保に関しては、取材に対し「複数の産科医にアタックしている」と話した。




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信州民報 掲載記事 2008/06/03 

上田市母袋市長 「産院の移転改装を決断」
市議会6月定例会 提案説明で発表
院内助産院も視野に…


全国的な産婦人科医師不足が表面化するなか、上田市の母袋創一市長は2日、一次医療の一翼を担う上田市産院について、「移転改築を進めることを決断し
た」と発表した。上田市議会6月定例会初日の提案説明で話したもので、時期や場所は未定だが、「産院は残す」との強い思いを伝えた形だ。
母袋市長は、上田地域の産科医療について「上田市産院と二つの民間医療機関により一次医療が担われ、中程度のリスクを伴う異常分娩は主に長野病院を中心とした二次医療機関が対応。さらに高度な医療が必要な場合は、県立こども病院や信州大学附属病院などで医療の提供がなされてきた」と説明。
 
その上で、「国・県が進める医療機関集約化の方向性も視野に入れ、周産期医療のあり方を考えていかなければならない段階にきている」とし、「一次医療の一翼を担う産院についても、長野病院と同様に検討し明確な位置づけをしていく必要がある」とした。
 産院は昭和27年に設立、昭和43年に現在の場所に移転した。現在は老朽化が著しく、必要な修繕や機器の更新を行ってはいるが、利用者に対するサービス提供などを考えると、数年後には建て替えが必要になるとする。母袋市長は「3月市議会地域医療対策特別委員会からの提言も踏事え、安心して未来を担う子どもたちを産み、育てる環境を守ることは、市政の舵取りを託された私の使命」とし、「産院の移転改築を進めることを決断した」
とした。
 いつごろ着手するのかはこれからとしているが、移転改築が前提。場所は長野病院に近いところを考えているとし、移転後も産院での二次医療は考えず、長野病院との連携も考えていくとした。また院内助産院については、現場スタッフの声も確認医師が魅力を感じる場所とのイメージをもって産院を考えたい」と語った。しながら、視野に入れていくと答えた。
 母袋市長は「医師確保は不透明さがあり、上田市産院建て替えを視野に検討してきた」とし、『赤ちゃんにやさしい病院』との認定は残したいし、医師が魅力を感じる場所とのイメージをもって産院を考えたい」と語った。







2008年 6月2日 SBCニュースより

上田市の母袋市長、上田市産院の移転改築方針明らかに
SBCニュース

施設が老朽化している上田市産院について、上田市の母袋市長は、移転する考えを示しました。

母袋市長はきょう開会した6月市議会の提案説明で、上田市産院について「老朽化が著しく、利用者へのサービスの提供を考慮すると、数年後には建て替えが必要」と述べました。

その上で、母袋市長は「子どもたちを産み、育てる環境を守るために、産院の移転改築を進める」と述べ、別の場所に移転する方針を明らかにしました。

市によりますと具体的は移転先や日程などは、決まっていないということです。

上田市産院は常勤医師1人と非常勤医師2人の態勢で、取り扱うお産の数も制限されていて、医師の確保も課題になっています。


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