古民家から歩いて約10分の裏山に小川が流れています。
綺麗な水が流れている小川に子供達を連れてサワガニ獲りに行って来ました。
子供達は、初めての体験です。少し険しい道の無い場所でしたが、靴を濡らしながら夏草をかき分けて無事に到着しました。
兄弟で歩き易い道を探しながら私の後を突いて来ましたが、サワガニ見たさに懸命だった様です。
私が子供の頃は、近所の友達と小一時間で数十匹を捕まえた思い出の場所ですが、最近は、時々、生息の確認のために来ていました。確実にいる事は分かっていましたが、実際に石の下にいて直ぐに見つかるかは不安でした。
杉に木で周囲はややうっそうとしていますが、小川の流れや環境の変化は少ない場所です。
一時期は、子供達の歓声で賑わいましたがサワガニが激減して川遊びをしなくなってしまいました。
同期に学校にはプールが出来て、米の増産の目的でで消毒散布が盛んで下流に川魚の姿が見えなくなった頃がありました。
山野草を見る為に散策しながら、小川の生態系が気になっていました。
数年前から、石を返してサワガニ探しを行っていました。
サワガニ獲りの始まりです!
約20cm位の石を持ち上げると、サワガニが動かずにいました。
石を上げた瞬間の写真です。
(写真中央がサワガニです)
少し触ると逃げ始めました。
甲羅の大きさが約3cm位の雌でした。
お腹の部分で雄と雌を判断しますが、卵を抱く部分が雄より大きのが雌の特徴です。
私が持っていますが、カニは、同じですね!
ハサミの大きさは同じで挟まれると子供達にとっては痛いです。甲羅を持つようにと教えましたが、やはり挟まれるのが怖い様でぎこちなかったです。
上の写真は、子供に渡した時にハサミで挟まれて人差し指が少し白くなっていますが、驚くだけで怪我をする事はありません。
兄弟で、初めてのサワガニの観察です。
自分達も探していましたが、しっかりと押さえて良くみています。
「塩で炒って食べられるぞ~!」と話すと「可哀そうだから止めて欲しい~!」でした。
藪蚊も虻(アブ)もまだいない時期のサワガニ獲りの体験でした。
上流は湿原になってしまいかつての小川の流れは消えましたが5月の草木が伸びない時に見える里山の自然の景色です。
灌漑用水路が下に見えますが、東日本大震災と余震で被害を受けていますが、水田には水は行っています。
サワガニ獲りの体験は、減反と農薬の過剰散布が無くなり、清流を好む生物が増えて来て、かつての里山が戻った事の証ですが、少子高齢化の問題も含まれています。
(古民家ある里山の小川でサワガニ獲り体験を子供達として来ましたが、パソコンやDSゲームで遊ぶ時間位に自然観察を沢山して、古里の生き物の種類を覚える体験を好きになって欲しいです!)
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YouTube: フレンズ 高橋真梨子