平成23年度が今日で終わります。
東日本大震災の余震が未だに続いています。水田を更に痛めつけています。
里山の開拓当初から土手をいじらなかった水田は、見事に芽葺きの春を謳歌しています。
里山の水田は、雪が消えて既に肥料を置いたり、重機で整備を終え水耕の準備が始まりました。
古民家の水田は、中央を境に水溜りが出来ています。無農薬米に挑戦する前の年に重機で土を均したばかりでした。
農家が稲作をしないで、何が農家だ。「お田(だ)の神様の罰(ばづ)当(あだ)る!」とこの地域の「事実たる慣習」です。
しかし、大型機械が入り易い様に耕地整備をしなければ、兼業農家が出来ませんでした。
休耕の届けを終えて、古民家の稲作の歴史が約500年で終わり、新たに休耕田の活用は南瓜(かぼちゃ)を植える事になりました。
古民家の紫陽花の古くなったのを刈り取り、ヒバの木や雑木や竹を伐って果樹栽培を選択して
総面積の拡張を行っています。
南瓜や果樹の収穫時期に、田んぼの神様が「生きる手伝いをするから未だいるよ!」と云って欲しいです。
古民家の家の前の雑木を刈って見ると、出て来たのはかつての畑の後でした。
うっそうとした雑木林が耕作可能な場所になって来ています。
稲作からの方向転換は、兼業農家の古民家が生きて行き後継者にバトンを渡し続ける唯一の手段で次世代は、「稲作をしていた農家」と記憶して時代を更に新しい技術を追加するのを願っています。
少子超高齢社会、そして、諸外国との協調の問題が、この地域(この国)に危機をもたらさない様に、「お田の神様」は、農家を見守っている筈です。
(東日本大震災と続く余震で、古民家の稲作は500年の歴史を閉じます、周辺地域は、特段の変化は無いですが、「古民家の休耕田の南瓜は美味い!」と話します!)
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