ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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自著出版 無料で 売れた分だけ印刷 流通も 大阪のIT経営者ら…

2015-03-05 20:23:52 | NewsPaper
今週のメインである、お客様先にてのシステム構築
今日ようやく終え、明日はその内容に関連して
ドキュメントに反映などをつらつらと…



さて、本日の日経産業新聞から、3面の総合欄からこの記事をピックアップ
『自著出版 無料で
 売れた分だけ印刷 流通も
 大阪のIT経営者ら』

大阪のIT企業経営者らが、共同で
個人が無料で自著を出版できる新サービスを始める
という記事

この新サービス「∞books(ムゲンブックス)」は
デザインエッグの佐田幸宏社長と安井惇氏、インパスの山下一樹社長が
共同運営するサービス

ブログやメールを書くようにウェブ上で簡単に執筆でき、必要に応じて一時保存
文字組みや余白の設定などをシステムで自動化し、筆者が文章を書くだけで書籍の体裁に整えるとのこと
完成後は紙か電子書籍かを選ぶことができ、これを無料で利用できるというもの

注文が入ってから1冊ずつ印刷する「オンデマンド印刷」の仕組みを用い
書店では取り寄せで対応し、注文が入ったら運営者側で印刷し発送する
出版にかかる費用は無料としているというもの

とはいえ、書籍が売れた場合に販売価格の10%は利用者が受け取り
残り90%を運営者側が印刷費や書店への運送・手数料などに充てる
というわけです
(電子書籍については、販売プラットフォームの手数料を抜いた50%とのこと)

従来の自費出版では数百部から1000部単位で発注する必要があり
数十万円から1000万円以上の費用がかかるとされていたようなので
この無料というのは魅力的ではあるでしょうか
そのなかで10%を受け取るというのは、利用者にとっては
納得がいくかいかないかはそれぞれの人によるでしょうか

アマゾンや全国の書店に流通するまで一貫して請け負い
費用をかけずに自費出版したい個人に売り込もうと
潜在需要を掘り起こすことさえできるとみているようです

なんだかんだいって、無料で出版できるのは魅力ですが
結局は書籍の中身が重要出るのはどんな形の出版であれ
共通することではないでしょうか
ここでの出版をきっかけにして、そこから次のレベルに
ステップアップし本当の商業出版へとつなぐことができれば
この∞booksは意義ある事業といえるのではないでしょうか