ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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災害医療 現場の映像中継 4分の1に圧縮 携帯回線で送信 インフォコム…

2015-03-04 19:44:17 | NewsPaper
今週はお客様先にてシステム構築をしているわけですが
一番の懸念事項について解消することができ
ホッと一安心したところです


さて、本日の日経産業新聞から、15面の生活・サービス欄からこの記事をピックアップ
『災害医療 現場の映像中継
 4分の1に圧縮 携帯回線で送信
 インフォコム』

インフォコムが集団災害時に現場で治療にあたる
災害派遣医療チーム(DMAT)の作業効率を引き上げる
ことができる映像中継システムを開発したという記事

これは、映像を標準規格の約1/4に圧縮する独自技術を搭載しており
データ伝送容量が小さい携帯電話回線でも確実に映像を送ることができる
というのを特徴にしているのだとか

システムとしては、DMAT隊員が身につけたウエアラブル型カメラなどで
撮影した映像をタブレット型PCで圧縮、携帯回線を介して
リアルタイムでサーバーに送信するというもの

映像自体は、インターネット経由で自治体の災害対策本部や
災害拠点病院から閲覧もできるとのこと

大規模災害や列車事故など多数の負傷者が出る集団災害では
現場の状況をいち早く把握することが重要で
医師の追加派遣や負傷者の受け入れ準備などをスムーズに判断するためにも
現在は携帯電話や無線による音声通信での伝達が主流だそうです

インフォコムとしては、動画圧縮技術をもって、約1/4に映像容量を圧縮し
回線容量が限られた状況でも、途切れたり映像が乱れたりすることなく
映像をそうしんできるようにし、最大4つの映像の同時送信も可能にしたそうです

インフォコムは、すでにこの技術を用いて救急車向けのシステムについて
運用を始めているそうで、今回は、さらに現場や手術室向けにも範囲を拡大して
対応できるシステムの開発に至ったというわけです参考>

http://www.infocom.co.jp/healthcare/emc/HSMT99info-1.htmlより


このシステム自体は一部のDMAT訓練などで試験的に導入しているようで
今後は地方自治体などから早期受注を目指しているとのこと
システム自体は案件により数百万円から数千万円程度で構築するとのこと


さて、また今年も3月11日を迎えようとしています
東日本大震災からもう4年も経とうとしています
そういったなかで紙面では災害医療に対していつも以上に取り上げられるでしょうか
そういった記事についてもエンジニアの観点から取り上げていき、世に知られていけばと
微力ながらも考える次第です