ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

映画と小説が共振 刺激し合い高み到達 「君の名は。」の原点…

2017-01-01 13:15:28 | NewsPaper
2017年元旦の記事はいつもとは違ったものを取り上げてみる


本日の日経産業新聞から18面(最終ページ)からの記事
『【仕事って何 2017】
 映画と小説が共振
 刺激し合い高み到達
 「君の名は。」の原点』

官民あげての働き方改革が2017年から本格的に進むなか
副業・兼業といった多様な働き方に注目が集まっている…

記事では、映画プロデューサーであり、小説家でもある
川村元気氏へのインタビューから、新しい働き方を探ろうとしている

川村氏は26歳で始めて映画プロデューサーを務め
30歳までに10本の映画作品を手がけた

とはいえ、脚本の段階から作品に深くかかわっていたことから
自分の仕事のやり方を他人に押し付けてしまい、映画プロデューサーとして
行き詰まると不安を感じていたそうで…

そのころに小説の執筆に着手
小説で、川村元気がどのような視点で世の中を見たり表現したりしているのが分かり
大切なことを物語で伝えることができるようになった

川村氏は執筆をしながら、小説は映画のように音楽が鳴らないことにあらためて気づいた
映画にとって、劇中で流れる音楽が観客を引き付ける大きな魅力であること
その重要性を映画人として当たり前すぎて分かっていなかったに気づく

自分が属する業界で頑張ることは大事だが、その業界だけにいると何が足りないかわからなくなるので
他の業界に触れてみることは大事である、ということだ


記事では、最後に求められるキャリア像として「H型人材」を提案している
「H」の2本の縦棒をそれぞれ異なる業界や分野と見立て
この両軸を中央でつなり、組み合わせたりしてイノベーションを産み出す
キャリアが「H型人材」であると

副業・兼業だけがH型人材になるための手段とも定義されていない
異業種との交流も有効であるとし、自ら動き、新しい分野に挑戦する姿勢が
日本の未来を切りひらくと記事では締め括られている


川村元気氏の二つ仕事からこの記事で纏めているのは少々強引だと感じるが
働き方のヒントになる要素は詰め込まれている良記事といえようか


最新の画像もっと見る

コメントを投稿