ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

図書館電子化というもの…

2012-12-14 22:19:44 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日の業務では、どうにも
憤りを感じる出来事がありました
立場上、あまり言い返すことができないものですが
自身の業務には自信をもって取り組みたいものです


さて、本日の日経産業新聞から、22面のNews Edge欄からこの記事をピックアップ
『角川の一撃にグーグル譲歩
 図書館電子化、対象外で合意
 他社への波及は未知数』

角川ホールディングスは、米グーグルとの間で
図書館の蔵書を電子化する際に自社の書籍を
対象外にすることで合意したという記事

グーグルブックス、世界中の図書館が所有する書籍をスキャンし
ネット経由での検索・閲覧を可能にするというもの

これ自体は、便利なサービスと感じますが
著作権侵害の恐れがあると日米の作家や出版社が
反発するのは仕方がないことかもしれません
特に日本の場合は抵抗が強かったようです


サービス自体は悪いものではないと感じます
世界中にある図書館の蔵書を、現地に行かずして
必要な情報を入手でき、そこからさらなる
イノベーションにつながるのは、結果的に
世界をよい方向に導くことにつながるかもしれません
そこに、金銭がいかに発生していくかが
問題になってくるのではないでしょうか

そこを、今回の記事のようなものをみれば
世界からまた孤立してもおかしくないように感じます
一時の勝利が未来の衰退につながるかもしれない
と感じてしまいます
日本の出版文化を守ることは大切ですが
攻めることができないのは問題ではないでしょうか


とはいえ、角川はグーグルの電子書店に配信している
数少ない大手出版社の一つのようです
電子書籍の市場開拓を急ぎたいようですが
電子図書館に対しては反対とのこと
あくまで市場倫理を通し利益を得るかということ

あくまで自社の利益の追求をしていくだけか
社会貢献を世界の利益にしていくか
そこが出版業界の行く末を担う考え方の軸の一つ
といったところでしょうか
今後の展開も注目といったところです


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