ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

セコムが国内最大のデータセンター…

2012-09-28 23:48:13 | NewsPaper
こんばんは ぐっちょんです

今日は9月最後、上半期最後のお仕事の日でした
昨日、関わった業務について
無事に完了していることがわかり一安心
現在の職場に来てから、3ヶ月…
どうにかここまでくることができました


さて、本日の日経産業新聞から、28面のNews Edge欄からこの記事をピックアップ
『奮発セコム 成長もぎ取る
 東電データ拠点事業 333億円で買収
 最大級の総床面積◂
 金融など優良顧客◂
 「安全・安心」の価値追求』

セコムが東京電力のデータセンター運営子会社、アット東京
買収すると発表したという記事

セコムといえば、News Edge欄でも連載され
私もITセキュリティの分野の記事でココに書きました

今回、電機大手や商社との入札に競り勝ち
アット東京の発行済み株式の約50.9%を東電から取得し子会社化します
(東電が33.3%の2位株主に残り、残り15.8%は既存株主のインテックが保有)

直接の株式取得額333億円のほか東電によるアット東京への融資分などを含めると
セコム側の負担は500億円近くになるとみられるそうです


この金額は、かなりの思い切った買収金額になります
年間売上高が262億円、営業利益が55億円というのがアット東京の業績規模です
IT企業の中ではそれほど大きな規模ではありません

しかし、データセンター業界でのアット東京の存在感は大きいようです
これは関西でながらくデータセンターに関わっていた私としては
知らなかった事実でして、お恥ずかしい限りです

総床面積は20万平方㍍と国内最大級
2位のNECやTISの倍の面積になります
セコムの既存事業の10倍の規模になるそうです

また、本来は東電傘下のアット東京であったわけで
証券・銀行界といった金融系の「優良顧客」を抱えていたわけで
それは大きな顧客獲得のチャンスと云えます


東電の現在の状況はココに書くまでもありませんよね
東電としてはアット東京の売却益の確保
セコムとしてはなんとしても獲得したいところがあったわけで
慎重に本件を進めていたようです

セコムとしては、本来は信頼すべき折り紙付の
非常用電源などの設備面があるので
そこにセコムのセキュリティ技術が絡めば
十分に信頼できるサービスをセコムは
提供することができるわけですね


記事の見出しにもある通り、奮発してしまったセコムですが
このアット東京を利用してどれだけの価値のあるサービスを
世の中に提供し続け、売り上げを獲得できるか興味深いところです


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