ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

9000種類の杖専門店 移動販売で販路開拓 つえ屋…

2016-04-15 23:33:57 | NewsPaper
ニッチなビジネスを
継続して行っていく神髄を感じさせます…


本日の日経産業新聞から17面の中小・ベンチャー欄からこの記事をピックアップ
『【京都発 輝く】
 つえ屋
 9000種類の杖専門店
 移動販売で販路開拓』

高齢社会でシニア市場が拡大している中で
杖・ステッキだけで約9千種類ある豊富な品ぞろえを武器に
高齢者らの心をつかんで成長している企業

京都市内を中心に杖販売の専門店を展開するつえ屋

車いす介護用品は売らず、杖の販売に特化する
というニッチなビジネスを展開

老人ホームなどを巡る移動販売で
足腰が弱く店舗に足を運べない
シニア層の開拓を進めている

…って、これはまさにシニア向けビジネスとして
顧客ニーズを捉え、まさに成功しているケース
といえるでしょうか

杖だけで9000種類もあるというのは驚きます
世界40カ国から集めて在庫は13万本以上

持ち手に発光ダイオード(LED)ライトで前方を照らしたり
螺鈿(らでん)細工があしらわれていたりと
珍しい商品なんかもあるのだとか
価格帯は1本数千円から100万円超までと幅広い
(100万円って…どんなもので、どんな方が購入するのでしょう??)

介護用品というどちらかといえば暗いイメージを払拭するべく
価格は高くともデザインを重視しており、実は高齢者のニーズを
捉えているわけです

販売員の育成にも注力しており、「杖コンシェルジュ」と呼ばれる
杖の専門知識を持った販売員を各店に配置
販売員が、杖の選び方や使い方のアドバイスができたり
購入した杖を身長に合った長さに㍉㍍単位で調整出来たり
するようになっているという

まさに杖を買うなら、つえ屋で買え、といったものです
それでつえ屋から伺ってもらって購入できるのですから
高齢者の方にはありがたいものです
このようなビジネスこそ長く続いてもらいたいですね