ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

統合システム 「重要」割合低く ガートナー調べ…

2016-04-07 19:29:04 | NewsPaper
まだまだ浸透率としては
低いのかなと感じつつ…


本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『統合システム
 「重要」割合低く
 民間調査』

調査会社のガートナージャパンが
用途に応じて機器を組み合わせて販売する
「統合システム」についての調査結果を
発表した
という記事

統合システムが重要である、と回答したのは49.7%
昨年の55.5%を下回った…

http://gartner.co.jp/press/html/pr20160405-01.htmlより

まず、統合システムというのは、ガートナージャパンの定義としては
「サーバ、ストレージ、ネットワークのインフラストラクチャを組み合わせ
 リソースのプロビジョニングと管理を容易にする管理ソフトウェアと共に販売されるシステム」
としています

ってこれだけだと、わかりにくいですよね
自社が持つ複数の機器やシステムを一体として
統合させて販売しようといるわけです

自社製品の組み合わせなのでシステムや機器の
相性がよいことも無きにしも非ず
不具合が発生した際にも窓口が一つというのは便利かもしれません
まぁ、自社製品をまとめて多く売りたいというのはあるでしょうが…


統合システムは個別の製品を組み合わせてシステムを構築する場合より
導入期間を短縮できるメリットもあるので、推したいところでしょう

とはいえ、近年出てきた考え方ではあるので、企業への浸透率も様々
今回の調査では、国内のIT部門の中でも特にITインフラストラクチャに
かかわるマネージャーからとったものというのはその様相を伺えます

ガートナージャパン曰く、2019年以降に本格的な普及期を迎える
としており、システム提供側にも根強く新システムの構築を期待したいものです
結局は、2020年というのがIT業界においても成長目標として重要といえるのかもしれません