ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

ネットで遠隔診療 SNSで薬の手配も 本人認証に診察券使用 お茶の水内科…

2016-04-01 23:46:29 | NewsPaper
医療機関とインターネットの関わり方が
今後さらに変化していくことを期待できる
事例記事ですね


本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『【ITこう使う】
 お茶の水内科、ネットで遠隔診療
 SNSで薬の手配も
 本人認証に診察券使用』

お茶の水内科が2015年11月から
インターネットを活用した遠隔診療を始めた
という記事

1月から「お茶の水内科オンライン」として
サービスを拡充

お茶の水内科のアドレスに血圧手帳の写真とともに
メールやLINEなどで依頼すると、医師との病状確認などの
やり取りの後、診療所から自宅に領収書と共に薬が届けられる

2度以上来院した患者で、症状が落ち着いている場合
医薬品を自宅まで送付するサービスを手掛ける

送料はかかるが健康保険も使えるため、利用者の負担は小さい
支払いもクレジットカードなどが使用可能


法律・制度上では、従来、遠隔診療には僻地向けなど一定の制限があった
2015年6月に政府の規制改革会議で推進策を打ち出すことが求められ
8月に厚生労働省から実質的な解禁の通達が出された
その先駆けがお茶の水内科というわけです

とはいえ、制限や要請があるなかでお茶の水内科はサービスを運営しています
本人認証にはお茶の水内科の診察券IDを使用
受診していない人はIDが何桁か、数字なのかわからず
クレジットカードの名義も合わせれば、なりすましのリスクが低い
とみています

サービスの対象は高血圧症と脂質異常症、高尿酸血症に絞り
お茶の水内科を受診したことのある患者に限定
受診したことのある患者なら、問題が生じた時に再来院してもらえると考え
主治医として責任をもって判断できると捉えています


インターネットを通じての診療についての是非はあるでしょうが
遠隔診療のメリットを最大限に活かしながら、現場での診療の意義を
十分に配慮するのは大変なことでしょう
ITが医療に貢献する手法はまだまだあると感じると共に
双方が発展していくことを期待させる事例紹介の記事であります