ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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故障の予兆 発見システム…

2014-05-26 18:52:47 | NewsPaper
今朝はなんだか非常にツラかったです…
とはいえ、出勤したら衝撃の事実を知り
そんなのは吹っ飛んだのでありました…


では、本日の日経産業新聞から、7面のビッグデータ欄からこの記事をピックアップ
『故障の予兆 発見システム
 島根原発2号機に
 NEC実験』

NECが中国電力島根原子力発電所2号機に
ビッグデータを活用して故障の予兆を発見する
システムを納入し、実証実験を始めると発表した

という記事

これは、プラント内の各設備の運転データを取得して分析し
故障の前兆を見つけるという
「大規模プラント故障予兆監視システム」なるもの

専用サーバを設置し、センサー2500個を有線や無線でつないで
振動や圧力、温度などを計測
平常時のデータも収集し、多数のデータがどう関連しているかを分析
正常な関連性から外れたデータが計測されると
警報を出す仕組みとのこと

なるほど、予兆を監視する仕組みとしてはシンプルなものです
一般のITシステムの監視システムのノウハウがあれば
仕組み自体はNECにとってはお手の物でしょうね

とはいえ、そのデータを判断する方法は
やはり熟練作業員が振動音や温度などを総合的に判断する
手法を応用したそうです

早期の点検・補修で、完全に故障や停止するリスクを減らすことが狙いで
中国電力とNECはこれまで島根原発の技術訓練施設を使って
約3年にわたる技術訓練用設備などでの研究・開発・実証を経て
6月下旬から実プラントでシステムの有効性を確認しながら
検知感度等のチューニングを進めていくとのこと


昨今の原発に対する賛否があるなかで
今回のシステム納入というのはどうみられていくでしょうか

NECとしては、人が豊かに生きるための安全・安心・効率的・公平な社会の実現に向け
ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進し
「社会価値創造型企業」として、社会の様々な課題解決に貢献していくという方針があるとのこと

今回は、原発に対しての社会ソリューションではありますが
今後の他の創エネに関する施設に対して有意義がソリューションが
提供されることを願ってやまない限りです