ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

データセンター 世界で仕様統一…

2014-05-23 23:58:25 | NewsPaper
今日は構築した検証環境のパラメータ確認
これらの情報を以てあの膨大な仕様書ができているのかと思うと
頭が上がらないなと思うと同時に私もできるようにならねば
と思う次第です


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『データセンター 世界で仕様統一
 NTTコム 買収先のノウハウ活用』

NTTコミュニケーションズが世界約150拠点に展開するデータセンターの
品質基準を刷新、サービスを拡充するという記事

高い稼働率の保証など厳しい条件を満たす「日本品質」と
買収した海外データセンター会社が持つコスト削減や効率化のノウハウを組み合わせて
共通仕様を作り、全拠点に順次導入するというもの

NTTコムとしてはすでに電力設備の構成や入退間の管理ルールなど
300項目以上の独自基準を設けているそうですが
さらに欧米やインドなどで近年買収したデータセンター会社の
ノウハウを反映して改良するとのこと

これは、自社のやり方を押し通すだけでなく、現地に合わせながらも
良い点は国を問わず取り入れようとする企業の姿勢は
尊敬すべきものです

具体例としては、サーバールーム内の温度上昇を抑えるための
送風口を壁面に設ける構造を採用するといったこと

壁や床に硬くて木津が目立たない防護材を採用し
サーバやラックなどの重要物を直接運び込めることができる
養生フリー通路を展開するといったこと


通常のオフィス空間での考え方以上に
マシンと作業員の事を考えた仕様に関するアイデアや技術は
まだまだあるというわけです

もちろん、それらは導入しやすいところがあったり、反対に難しいところがあったりもするわけですが
世界共通の仕様にしていくというのは大変ながらも興味深いものです

NTTコムとしては、データセンターを含めたクラウド事業の売上高を
2013年度の1131億円から2015年度には2000億円以上に引き上げる計画があるとのこと
今後のノウハウ活用がどのように売り上げに影響していくのか楽しみにしたいものです