ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

情報漏洩防ぐリサイクル…

2014-05-21 23:59:32 | NewsPaper
昨日にハマったドツボ
結局ドツボ含めまっさらにしたら
スッキリと最後まで到達しました


では、本日の日経産業新聞から、11面の環境・エネルギー欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 情報漏洩防ぐリサイクル
 小型家電、厳重に処理』


千葉県市川市に三菱電機の家電リサイクル子会社
ハイパーサイクルシステムズの本社工場があるそうです

この工場では家電の廃棄処理を行っているわけですが
携帯電話やPCのリサイクルについて情報漏洩を防ぐ
幾重の備えがあるようです

PCや携帯電話というのはどちらかといえば小型家電の方にまとめられるようですが
特に情報セキュリティの確保をやはり重視しています

鉄製の網かごに入れ、2ヶ所に南京錠を取り付け
保管や搬出の過程で取り出せないようにしているとのこと

リサイクル工場に運ばれた後、PCのHDなどは他の家電と分別
パーティションで仕切られた専用の処理スペースは入り口に鍵をかけ出入りは不可

PC基板などは機械を使って穴を開け読み取り不可状態にする
しかも、それら解体作業をするのは専門の作業員で
処理風景を録画して3ヶ月は保管するとのこと


なるほど、処理業者にお渡ししたとは、消費者にとってはブラックボックス状態になっていたわけです
おそらくはちゃんと処理してもらってはいるんだろうなと思いつつも
ひょっとしたら裏でどんなことが行われているんだろうと不安に思う方もいるはずです

そういった中で、このような映像録画というのは信頼が持てますね
たとえ、その映像を見る機会が実際になかったとしても…

記事には、このハイパーサイクルシステムの社長のコメントが掲載されています
リサイクルの実施と同時に消費者にどう説明するかも我々の改題である、と
そういったところから積極的に減額を受け入れているのだとか

重要な情報は機器内部に論理的に保存されているわけで
それ以外を外から見ることは可能なわけで、そうったことは
オープンにすることができ、オープンにした方がより信頼を持つことができるわけです


こうった仕組みは今後もより一層必要となるわけで
興味深い会社の記事でありました