ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

FD代替の記録メディア…

2014-05-20 19:59:41 | NewsPaper
今日はドツボにハマり、結局抜け出せず…
図解などして明日にはケリをつけたい


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『強度・安全性 FD以上
 エレコム、独自の記録媒体
 大きさは同等 金融機関向け』

PC周辺機関大手のエレコムが
金融機関向けにフロッピーディスクの代替品となる
独自の記録メディア「NFD(New Flexible Device)」を開発した
という記事


これは、エレコム子会社のハギハラソリューションズが開発したもので
基盤とフラッシュメモリーなどで構成し、専用ドライブで再生するもの
大きさはFDと同等で強度やセキュリティ性能を高めたものとのこと

そもそも、大手銀行は大量の供与や賞与のデータをシステムに読み込むため
大量のFDを連続処理しているそうです

そんなことが未だに行われていることにまず驚きますが
現在、FDは多くのメーカーが生産を取りやめているため
なんらかの故障があれば手配も大変なものです

FDの代替メディアとしてはCDやDVD、USBメモリーなどが使われているようです
とはいえ、USBメモリーは小型で紛失しやすい場合があることや
高額メディアも傷に弱いという場合もあります

データの受け渡しに専用回線を使っているところもありますが
専用回線の導入や運用費用もそれなりにかかるわけです

こういったことから、未だにFDや磁気テープ媒体を使い続ける
企業が多いというのが実情なわけです

そんななかで、風穴を開けるがごとく、今回の新メディア
1枚当たり1GB5000円前後、専用リーダーは1万円前後を予定とのこと
セキュリティも高める為に専用のソフトを使ったフォーマットし
データの読み書きを制限する機能やウィルス対策も抜かりないようです
万が一、このNFDを分資質しても一般的なPC環境ではデータが読めず
情報漏洩のリスクを軽減できるとみているそうです

9月をめどに発売するそうですが、業界内にはどれだけ浸透するでしょうか
古きも新しきこのNFDというメディア、注目しておいていいかもしれませんね