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ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

【週末版】草原の椅子…

2013-03-09 17:44:44 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

久しぶりの休日出勤内で
来週の深夜勤務が決まってしまいました…
24H365Dとは云いますが、本当の夜勤というものを
実は初めて体験することになりそうです…

さて、今回の週末版では、先月1日に3本も映画を観た時の
まだココに書けていなかった作品について書いてみます

草原の椅子

実は最初の予告を見た時は、スケール重視の中身のない
作品のように感じていたのですが、だんだんと気になり
遂には観てみたのでした…


50歳で仕事相手とビジネスではなく親友になった男二人と
つらい過去を胸に秘めた女性と
育児放棄で心を閉ざした4歳の少年によるストーリー

人生を見つめ直すために、自分探しではないけれど
立ち止まり、迷い、ためらいながらも、後悔をしながらも
また未来に向けて歩き出すための作品といった内容でしょうか

そこに現在の社会情勢を大いに反映させて、現代を生きる
大人に向けて考えさせる内容といえるかもしれません

作品内では、4人が運命に導かれるように
地球最後の桃源郷ともいわれるパキスタンのフンザ
というところに旅に出かけることになります

人それぞれにとって秘境の地への旅というものが
運命の転換点になるかもしれないというのは
大袈裟かもしれませんがあるのかもしれません

自分にとって考えてみれば、海外ではありませんが
あの時だったかもしれないというのが無きにしも非ず…

それを追体験できる作品なのかもしれないと
今書きながら改めて感じる次第です

【週末版】すーちゃん まいちゃん さわ子さん…

2013-03-03 19:29:56 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

きょうはホントにゆっくりとしてました
週末にいつも行く和カフェでは
美味しいあんみつを食べて幸せ心地でした


では、今回の週末版では昨日観たこの映画について書いてみます
すーちゃん まいちゃん さわ子さん

益田ミリさんによる原作の漫画を題材に
30代女性の混沌期を描いた作品

元々は、私の相方から益田ミリさんの作品を以前紹介されたことがあり
今回の映画化の話題を知って鑑賞した次第です

作品の冒頭では、30代女性の赤裸々トークが繰り広げられ
これはさすがに相方と一緒に見なくてよかった安心したり…
ちょっとした口論にならなくてよかったです、ホッ

作品の内容については、男性の私がとやかく書くのは
やめといた方がいいのでは思うのですが…

誰しもが悩んでいる時は、悩んでいる者同士が
傷をなめ合うわけではないのだけど、よりそってほしいと思うもの
とはいえ、その答えみたいなものは自分のどこかにはあるものかもしれません

そこに少しでも気づいたら、あとは少しずつ自分の思う方向に
むかっていけばいいのかもしれません

そんな一部始終を描いた作品といったところでしょうか

作品の最後にある柴崎コウ演じるすーちゃんの手紙に
印象的なフレーズがあり、そこを知ることができただけでも
十分にイイと思える作品でありました

【週末版】横道世之介…

2013-02-24 19:57:38 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

この週末は、昨日書いた文化庁メディア芸術祭の他にも
映画館で3本も映画鑑賞をしておりました

では、今回の週末版ではその中から今日観たこの映画について書いてみます
横道世之介


吉田修一さんによる原作を沖田修一監督によって映画化されたこの作品
高良健吾演じる主人公の横道世之介は長崎県出身で大学進学と共に
東京に出てきて、自然とできてくる“友達”との交流をメインに
昭和末期の淡い青春の日々と現代の映像を絡めさせながら展開するストーリー

なんといっても、この主人公の横道世之介の個性が愛らしい
嫌みのない図々しさや頼み事を断れない人の良さが
周囲の人を惹きつけているのがなんだかうらやましい

ちょっとずれているかもしれないところが
なんだか自分と重ねてしまっているところがあったりと…
(こんなことを自分で云ってしまうのは横柄ですかねぇ…)

あと、たとえCG合成であったとはいえ、ここまで1987年当時の映像を
再生するのは最初はどうやってんの!?とは思ってしまいました
それこそ、現在新宿に勤務している私としては、当時の新宿の映像というのは
とても興味深いところがありました

ストーリーの流れとしては、起承転結の“転”の部分が
いきなりの衝撃ではあったんんですが、その衝撃を
映像で見せることはなく、最後はどこかさわやかな気持ちで
作品を観終えることができるのは秀逸ではないかと
感じた次第です

そこは、沖田修一監督の前作『キツツキと雨』にも
通じる世界観があるのではないかと感じます


学生時代に一人ぐらい愛らしいキャラをもった友人っていませんでしたか??
そんな友人を思い出してみるきっかけを作るかもしれない作品といったところでしょうか

【週末版】脳男…

2013-02-10 22:13:50 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

今日のお昼間は、ゆっくりと
某カフェにて読書に励んでおりました
そこから夜には映画館とタワレコに向かっておりました


では、今回の週末版では今日観たこの映画について書いてみます
脳男

『悪の教典』に続く東宝ならではのバイオレンス系作品
とでもいえるでしょうか

生田斗真演じる脳男とよばれる人間は、並み外れた記憶力、知能、肉体を持ちながら
感情を持たない殺人ロボットと呼ばれるような人間
極悪な犯罪者に対しては、殺戮を施すわけですが
今回は、凶悪な爆弾魔に対して制裁をしようとするわけですが…

この周辺にあるエピソードについて
現代が抱える問題や非現実的なものまで含めて
興味深いところがうかがえます

また、今回は、若手注目俳優のいいところをおさえていますね
特に二階堂ふみさんの美しい悪役っぷりには、これまでの出演作
とは違った面がみえていて、興味深いところ
とはいえ、いたいけさのある特長的な演技もあるので
軸のある演技ができつつあるなとも感じます

ひとまず、爆破シーンには費用をかけていますね
そのシーンでそこまでデカいことする必要があるの!?
と思えることもありましたが…

犯罪者というものに対してどういう感情を抱くかによって
この作品の評価がわかれるといったところでしょうか
そこに作品内のある美しさが関わってどう感じるか
視点を変えればとても興味深い作品といえるかもしれません…

【週末版】つやのよる…

2013-02-09 22:36:36 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

今日は昨日までのどハマりのせいか
疲れが残ったのか、昼間はゆっくりとして
夜にお出かけしておりました


では、今回の週末版ではこの映画について書いてみます
つやのよる ~ある愛に関わった、女たちの物語~

以前、1日に3本も観て、書き残していた作品
その時はどうココに書こうかと迷っていた作品でした

つやという好きになった男性にはただひたすら
追いかけていく女性について、その男性と関係がある
女性の視点でストーリーが展開されていく作品です

これは、大人の女性を描いた作品で
まだまだ子どものような経験が多い私にとっては
とても難解な作品であったかもしれません

どちらかといえば、行定勳監督の作品であることから
鑑賞に至ったということが大きいものです

この点に関しては、全く外しておりません
行定監督作品に共通して云うことができる
映像内への光の取り入れ方が美しいということ
ココは今回もブレてはいません

そこに今回はビジュアルデザインとして
清川あさみさんが関わっているというのは
大きいのではないでしょうか


私がこの作品について多くを語ることはできません
ただその作品の中にある美しさを堪能することが
出来たのではないかと思う次第です

こんな大人の経験、私はすることがあるのでしょうか…

【週末版】きいろいゾウ…

2013-02-02 18:12:08 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

きょうはあったかい1日でしたね
東京でも20℃を超えました
これがまた明日になれば
2月の寒さに戻るというのも
なんだかなぁといったところですね


では、今回の週末版では昨日観たこの映画について書いてみます
きいろいゾウ

宮あおい演じる自然の声が聴こえる“ツマ”と
向井理演じる売れない小説家の“ムコ”
そんな二人がそれぞれの過去と対峙しながら
今目の前にある幸せを大事にしていくストーリー

この時点でやはりファンタジーを感じさせてくれるこの作品

ちゃんとこんな田舎が今でも十分にあるということを
魅せてくれるこの作品

田舎があるからこそ都会での映像で見せてくれる
穏やかな日常に和むこともできるこの作品

誰にでも簡単には忘れることができない
拭うことができないことを思い出させてくれるこの作品


とつらつらとこの作品を通しながら
感じたことを綴ってみました

なんだか感情の振れ幅はあるにせよ
穏やかな気持ちにさせてくれる作品でありました

西加奈子さんによる原作を読めべ
また違った感情を抱かせてくれるでしょうか

【週末版】みなさん、さようなら…

2013-01-27 17:22:01 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

昨日は朝から晩まで
場所を変えながら映画を3本も鑑賞していました
その反動か今日は近所でゆるりと過ごしています


では、今回の週末版では昨日観たこの映画について書いてみます
『みなさん、さようなら』

「俺は団地の中だけで生きていく!」
そう宣言した濱田岳演じる主人公
ある事件をきっかけに中学に行かずに団地の中で
異色の生活をしながら大人になるまでのおはなし

自分の場合は、団地に住んだことはなく、団地の中でのみ
存在するコミュニティというものを知ることができる!?
かもしれない作品

昭和という時代においては、成立した団地のなかで
何でもそろっているから生活できるという文化
それが今や皆が団地から卒業していって
対策として単身者や外国人の受け入れを始め
時代の栄枯盛衰を映し出してもいる作品

そんな中を生きている主人公とともにその主人公を見守る人々
特に大塚寧々演じる主人公の母親という存在が印象深いものがあります

団地という狭い世間でしかない世界の中で生きていく
というのは私個人としては納得はいかないものがありますが
そのなかにある無垢なイチ少年が体験する感動的なドラマには
よきものがあるなとは感じるところもあります

滑稽だけど団地の中にある無限のドラマを
楽しんでみたい方はご覧になってはいかがでしょうか

【週末版】さよならドビュッシー…

2013-01-26 23:32:18 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

今日は1日を通して一段と寒く感じた日でした
でも、来月の方がもっと寒くなるものですよね!?


では、今回の週末版では今日観たこの映画について書いてみます
さよならドビュッシー

橋本愛演じる主人公は不運にも火事に遭遇したが
幾度の皮膚の移植手術を受けながら奇跡的に生還し
リハビリを受けながら身体機能を回復していった
祖父からの遺産相続に伴う事件に巻き込まれながらも
自身の約束をかなえる為にピアノに向かっていく…
といったストーリー

あまりストーリーの流れを書くとこの作品の
サスペンス要素と核心が見えすぎてしまうので
この程度にしておきます

この作品は、利重剛監督の10年ぶりの作品ということで
見てみたということがあります
この前の作品が『クロエ』ということもあり
あの作品にある美しさが好きなこともあり
今回もそこは楽しみにしていました

今回の作品には、現実的なところと非現実的なところがうまく融合し
そこから生み出される作品の美しさというものに魅かれるところがあります

その中で特筆すべきなのがピアノの先生役の清塚信也さんの演技力
現役の人気あるピアニストがこの作品で本格的に俳優デビューとのこと
ピアニストであるからこそできる演技とともに、表情による演技が
とても印象に残るものがあります
特にクシャっとした笑顔に対しては、女性はときめくところが
あるんだろうなぁと感じるところです

作品を観終えて、なんだかスッキリとした感情を抱かせてくれます
ドビュッシーの「アラベスク」「月の光」の旋律に身を委ねがら
作品の美しさに酔いしれてはいかがでしょうか

【週末版】フラッシュバックメモリーズ3D…

2013-01-20 22:05:09 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

今日は昨日のとある出来事が
今日あった出来事と結びついた1日でした
現時点では詳細は書けないのですが
今年の活動につながる内容でした


では、今回の週末版では今日観たこの映画について書いてみます
フラッシュバックメモリーズ3D

オーストラリアの民族楽器、ディジュリドゥを使って
トリップさせてくれるダンスミュージックを奏でる
GOMA de DidgeridooことGOMAさんのドキュメンタリー作品

GOMAさんは、2009年に交通事故に遭遇し高次脳機能障害の症状が後遺し
MTBI(軽度外傷性脳損傷)と診断され活動を休止しました

それは、記憶の一部が消えてしまい、愛する楽器
ディジュリドゥのことさえも記憶から無くなってしまいました

しかし、GOMAさんは自分は絵描きだったのではないかと思い
しばらくは一心不乱に絵を描くことに集中していたのでした

でも、徐々にディジュリドゥの演奏について思い出し
2011年に復活していくのでした

この作品は、事故に遭う以前の素晴らしい活動経歴から復活までのドキュメントを
ライブハウスでの演奏シーンをメインにして、その後ろに直筆の日記や映像を重ね合せ
そこに3D技術をもって加工した内容となっています


GOMAさんのことは、世間に注目される前から知っていたので
今回の作品はとても興味を持っておりました
スクリーンに映し出される中で、私はそのトリップしてしまう音に
気持ちよく体をのらせながらも、映し出されるドキュメントの内容に
感動しウルウルとすることが多々ありました

3Dをかけて、ノリノリになりながら、涙している人…
それはちょっとした変態的な人間かもしれませんね
劇場内にはそんな人間が他にも居たかは定かではありません…

GOMAさんは作品内でのLIVE撮影のことを覚えていません
新しい記憶を維持することが困難になっています
命がけで這い上がってきた2回目の人生を送っているのです
“I Believed the Future.”という言葉がGOMAさんの日記から出てきます
そんな想いで日々を大切に過ごしているのでしょう

今後もGOMAさんのLIVEを楽しむ機会があればぜひ参加したいと思うと同時に
自分も日々未来を信じて生きていきたいと思うばかりです

【週末版】東京家族…

2013-01-19 21:58:48 | cinema
こんばんは、ぐっちょんです

今日は、朝からとある場所にて
最近観た映画について語ってきました
そこからその映画を観てくれる人がいれば
少しは還元できてるかなぁと思う次第です


では、今回の週末版ではこの後に観たこの映画について書いてみます
東京家族

このタイトルを見て感づく方は感づきますよね
山田洋次監督の50周年記念作品として
小津安二郎監督の作品『東京物語』に捧げる作品

東京物語のリメイク版ドラマは観たことがありますが
共通して作品から感じるものがあって
なんだかそこがいいんですよね

あえて云うならば、日本のどこにでもありそうな
ありふれた出来事を淡々と描いているのに
それぞれの出来事がそれぞれの人々にとっては
特別で愛おしいものということ
それだけで一つの作品として成立している
というのはおもしろいものです

作品内で出てくるセリフ
家族や親類に同じようなことを言う人がいるよなぁ
そこは言い過ぎだよと思っても、実際には
そういうことを言う人はいて、いてもおかしくない
むしろ言っておくべきかもしれない…
そんなセリフが満載の作品だと感じます

そんなこの作品を観ながら、シーンと同じようなことが
自分にもあって、あの時は、どんなことが起きていたかなぁ
とふと思い出しながら見ていた時もありました

それはまさしく、この作品のコピーにある
“おかしくて、かなしい。これは、あなたの物語です。”
のとおりではないでしょうか

2012年5月の東京の物語という設定で
現在の日本をあらわしたこの作品
穏やかな気持ちになりたい時に観てみてはいかがでしょうか

【週末版】映画 鈴木先生…

2013-01-13 23:25:37 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

今朝はとある場所で嬉し泣き状態だった
ぐっちょんです
それについては明日のココにでも
書くことにしましょう

さて、今回の週末版では昨日観たこの映画について書いてみます
映画 鈴木先生

鈴木先生は、原作の漫画が連載している頃から気にはなっていて
TVドラマ版も結局観る機会がありませんでした

というわけで、そんなに予備知識がない状態で
観てみることにしました

観た感想として、まずあるのは
そこらのよくある安っぽい自己啓発本を買って読むより
鈴木先生のセリフからいくらでも学ぶべきことが
あるじゃないかと感じたことでした

今回の作品で取り上げられている内容は
生徒会選挙でありますが、これは
現代の国の選挙制度にも云える内容があります
また、現代の社会的弱者になってしまった人間を
つくってしまったのは社会のドコにあるのかを
見つめ直す作品でもあると感じた次第です

それらの問題に対して、鈴木先生独自の
鈴木メソッドでなんらかの解決、あるいは
解決に向けて動いていくことには
いくらでも学ぶべきことがあるのではないか
と感じる内容でありました

もちろん、鈴木先生含め個性的なキャラクターを
楽しむことができる作品でもあります

個人的には、エンディングテーマをandropが担当していて
まだ音源が出ていないころからandropをPUSHしていた私にとっては
エンディングロールと共に劇場内でandropの曲が流れているだけで
なにかしらの感涙モノがありました

ひとまず、この作品で鈴木先生のおもしろさを知り
TVドラマのDVD BOXや原作漫画の購入を考える次第です

【週末版】ももいろそらを…

2013-01-12 22:51:54 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

今週も結局職場を出る時間が遅い傾向でしたが
今朝はしっかりと5時起きて動き出すことができました
やはり時間の有効活用はしたいものです


さて、今回の週末版では今日観たこの映画について書いてみます
ももいろそらを

先月に新しくできた映画館、新宿シネマカリテにて公開の作品で
あえて全編モノクロで映し出されるこの作品

ストーリーは、主人公の高校1年生の川島いづみが30万円と学生証が入った
財布を拾ったことから始まります
そこでまっすぐに交番に届けることができればよかったものを
パトロール中で不在ということから、持ち主を調べその家がどういう家か
ということがわかって、その30万円のうちから20万円を貸してしまう…
といった展開

この20万円が結果的に思いもよらない方向に進んでいき
最後はまさしく“風が吹けば桶屋が儲かる”的なストーリー

ということがストーリーのクライマックスというかオチで
気づいた時にはウマいなぁと思った次第です

とはいえ、ソコに行きつくまでは、喜怒哀楽が絡んだ
感情を抱かせるものがあり、よくできた作品だなと思います

自分がしでかしたことが回りまわって、誰かの幸せにつながったり
実は見えないところで悲しい出来事が起こっていったりして…
主人公のいづみは何もできていなくてバカだと感じるわけですが
決して何も貢献していないこともないのでは…とも感じます

世の中は因果応報でもあるなと捉えられるこの作品
監督である小林啓一さんの才能を感じることができます

ちなみに、舞台挨拶にも合わせて参加することができ
次回作も楽しみにできそうだと感じた次第です

【週末版】セイジ 陸の魚…

2013-01-06 20:21:52 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

今朝はなんだかよく眠っていましたが
昼前から近所にある和カフェに行ってきて
おだやかな時間を過ごすことができました

さて、今回の週末版では年始に自宅で観たこの映画について書いてみます
セイジ 陸の魚

この作品自体は昨年2月に公開されたのですが
タイミングが合わずスクリーンでは見れず…
というわけでDVDを購入しましたが、見れていませんでした

では、なぜ今回の年始に観てみたのかといえば
J-WAVEの番組「JAM THE WORLD」にて津田大介さんと
この作品の監督である伊勢谷友介との対談がきっかけでした

伊勢谷友介さんが設立した株式会社 REBIRTH PROJECTの精神が
この作品にも通じていると聞き、この機会に観てみようと思った次第です

元々、伊勢谷友介さんを知ったのは、是枝裕和監督の『DISTANCE』での
舞台挨拶に参加したことでした
その身から魅せられるカッコいい生き方から興味を持ち
伊勢谷友介さんの作品も観るようになりました


さて、この作品のストーリーは
森山未來演じる「僕」の20年前の学生時代の自転車旅の回顧録から始まり
その途中でたどり着いたドライブインHOUSE475での出来事が展開されます
そこで遭遇するのが、寡黙で心を捉える言葉を持つ西島秀俊演じる店主のセイジです

このセイジの放つ言葉が、どこか偏っているかもしれないけれど
物事の本質を貫いたような印象を受け、観る者を考えさせてくれます
特に動物愛護団体の方に突きつける言葉が印象深く残ります
それはまだ観ていない方のためにとっておくことにしておきます


このDVDのデザインには、次のような言葉があります
“破滅と救いが世界を変えていく。”
まさにこの作品を象徴するかのような一節と云えるかもしれません
この一節が伊勢谷友介さんがてがけるREBIRTH PROJECTの精神に
通じているのかもしれません、あくまで良い深い意味合いとして…

伊勢谷友介さんのTwitterでは毎日の日々に対して
お誕生日おめでとうのメッセージが投げかけられています


伊勢谷友介さんのやりたいことの本質を垣間見ることができるかもしれないこの作品
DVDやBlu-rayから一度見てみてはいかがでしょうか

【三が日版】おだやかな日常…

2013-01-02 17:12:20 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

この年末年始は、帰省はしておりません
どうも毎日の通勤電車に疲れたせいか
長距離移動をするのが今はキツく
今回はこちらで過ごしております


というわけで、今回は年末に観たこの作品について書いてみます
おだやかな日常

この作品は、東日本大震災後の被災地以外の情景を描いた作品

昨年の夏以降、被災地での実情を撮影した作品が多く公開されていますが
実は、震災以降の国内の日常を描いた作品はありそうで
あまりなかったのではないでしょうか

映画には現実にはないものを求める傾向があるでしょうから
よけいにそんな作品もなかったのかもしれません

ストーリーは、首都圏内のどこかの住宅街での出来事
ごくごくありふれた夫婦の家庭と、突如シングルマザーになった家庭を
メインに震災をきっかけに少しずつ生活に対しての意識が変化していく
様子を描いていきます


みなさんも震災後に原発・チェルノブイリについて
調べたことはあったでしょうか
その後に、意識してなんらかの行動に出たことが
あったでしょうか
その行動が周りになんらかの影響を与えたでしょうか
その行動が自身に不利益なことをもたらしたでしょうか

それらを端的にこの作品では描いています
いわゆる放射能ノイローゼというものです
そこからのココロの再生がテーマといえるかもしれません


作品の最後にはこの作品のタイトルに関連する内容があります
震災後、被災地以外でみんながどことなく不安を抱きながらも
なぜがおだやかな日常がありふれているということです

情景描写をある意味鮮やかに描きながらも
どこか皮肉めいたこのタイトルが印象深くのこる
作品の内容であったように感じます

作品のパンフレットでは監督の言葉として
『「未来を取り戻す」ための映画。』とあります
この言葉にひかれたら観て一考してみてはいかがでしょうか

【週末版】サイド・バイ・サイド-フィルムからデジタルシネマへ…

2012-12-29 20:15:20 | cinema
こんばんは ぐっちょんです

昨日は納会&某所での忘年会と
呑みが続きましたが、意外と
さっくりと今朝は目が覚めました


さて、今回の終末版は、今日観たこの作品について書いてみます
サイド・バイ・サイド-フィルムからデジタルシネマへ

キアヌ・リーブスが企画制作しナビゲートを務めた
シネマの現在と未来を探るドキュメンタリー作品です

サブタイトルにある通り、今や映画は
フィルムによる撮影からデジタルによるものが
多くなっています

そのことについて、そうそうたる監督やスタッフが
キアヌ・リーブスからの質問に答えていく
というのが作品のメイン

マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカス、ジェームス・キャメロン
デヴィッド・フィンチャー、デヴィッド・リンチ、ダニー・ボイル
等々凄すぎるラインナップになっています


題材の流としては、アナログフィルムからデジタル撮影への流れについて
賛否両論の意見が十分に伝えられます

デジタルが導入された当初はまだまだアナログに比べたら見劣りがあったとしても
各社の革新的な技術導入によって次々に映像力は革新されていきます

そのことから、ある特定の人にしか撮影できなかったものが
映画を志す一般人にも撮影が容易になってきたことや
鑑賞方法も映画館からスマホ・タブレットに浸透してこと
最後には3Dシネマについても言及されていきます


とはいえ、いくら技術の更新がされていったとしても
映画という芸術の質というものは別問題として
多くのコメントが映し出されます

映像がスゴいと感じてもそれは最初だけで
ストーリーや役者の演技などが重要なのは
変わらないわけです


本作品はある視点からの映画の歴史を振り返る内容の作品といえますが
映画という芸術の本質的なところを訴えている作品ではないかと感じます
それをキアヌ・リーブスが関わっているというのもある種の興味深さを感じます

2010年代の今だからこそ改めて映画というものを知る
意義深い作品ではないでしょうか