猫の気持ちになってみろ

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置かれた場所で咲きなさい

2012-07-02 00:33:23 | 

置かれた場所で咲きなさい
刊:幻冬社(2012/4) 著:渡辺和子
★★★★☆

時間の使い方は、そのまま「いのち」の使い方。
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
「こんなはずじゃなかった」と思う時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
ノートルダム清心学園理事長の著者の温かい言葉が綴られる。
∞∞∞∞∞

シスターのスピリチュアルな言葉がたくさん載っています。
面白いのは、相田みつをさんの言葉もいくつか引用されているんですが、相田みつをさんっていうと、もともとは仏門ですよね。
結局、人間の生き方の指南に、宗教の差はあまりないのかな?と感じます。

さて、載せてある言葉の数々は、どれもすばらしく、日ごろの不平不満や不安が少し楽になる気がします。
題名にもある「置かれた場所で咲く」「どうしても咲けないときは、下へ下へと根をのばす」というのは、いいですね。
凡人の人生のほとんどは、思い通りになりませんから。それを嘆くか、糧にするかは、実は本人次第ということのようです。

本書に載っていた、もうひとつ心に留まったのは、「人に迷惑をかけない」からもう一歩進んで「手を差し伸べる」。
というところ。確かに、日本人は「人に迷惑をかけない」ことを意識するあまり、コミュニケーションが「なおざり」になっているところはありますね。
でも、最近、ネットとかでは別人格になるような話も聞くので、もう少し根が深い感じがします・・・