タイム
2011年アメリカ 監督:アンドリュー・ニコル キャスト:ジャスティン・ティンバーレイ、アマンダ・セイフライド
★☆☆☆☆
科学技術が進歩したことにより老化現象を克服した近未来。
25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた。
そこでは、余命が通貨となり、仕事の報酬も、生活の費用も、余命時間でやり取りが行われていた。
スラムのウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、ある日、ひょんなことから100年分の余命時間を譲り受けるが、殺人の容疑もかけられる・・・
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映画館でやる予告編に、小学生の息子が惚れ込んで、待ち待った公開で吹き替え版を観に行きました!
息子は「面白かった」と言いましたが・・・う~ん・・・B級・・・
アイデアはいいんですよね!すごくいい!
今まで、近未来モノで寿命をコントロールする。とか、永遠の命を富裕層は有り余る財産で謳歌する(銀河鉄道999の機械人間もそのひとつかな?)。・・・ってのは、あったと思うのですが、寿命を通貨代わりにするという作品に出会ったのは、私は初めて。
貧困=死に直結する世界で、インフレにより人口抑制を図るなんて発想は、斬新かつユニークなものです!
ただな・・・話が、どうも小ぢんまりしてる。
世界的なスケールの話なのに、イチ、スラム街の青年と、イチ、富裕層の富豪の話に落ちちゃってるのが、なんとも残念。
話の展開も、発想のスケール感を活かしきれていないんですよね。
監督は、私、初耳・・・と思ったら、「ロードオブウォー」や「ターミナル」「トゥルーマンショー」など、かつて私も観た「ひねり」のある設定の作品を多く手掛けている(監督としてではないようです)人でした。
過去の作品の中では、発想はピカイチ、作品としてはB級。ですね。
さて、吹き替え版を観たのですが、ヒロイン「アマンダ」の吹き替えは、AKBの篠田さんが担当されていました。