家族ゲーム
1983年日本 監督: 森田芳光 キャスト:松田優作、宮川一朗太
★★★★☆
出来のいい兄とは反対に、問題児の中学3年の弟・沼田茂之（宮川一朗太）。
高校受験を控えて、家庭教師としてやって来たのは三流大学の風変わりな男、吉本勝（松田優作）だった・・・
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去年のことですが、追悼「森田芳光」監督。で、BSで放映していたものを観ました。
森田監督の出世作で、松田優作さんが新境地を開いたと言われる、ATG後期の作品です。
公開当時、結構話題になって、長渕剛さんが吉本役でTVドラマも作られました。
で、ン十年ぶりで観たのですが、実に面白い。
昔観た時には実験的映画くらいにしか感じず、あまり面白く思えなかったのですが、今見ると、本当に面白い。
特に役者のみなさんの佇まいと、まるでアドリブか？と思わせるような掛け合いが、とても面白い。でも画的にバシっとはまっているので、たぶんちゃんと台本にある内容を計算された演出で、演じているんだと思います。
森田監督のその後の作品は、私としては、あまり「面白い」と感じた作品が少ないのですが、見直したら、面白いのかな？
ご冥福をお祈りいたします。