里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

簡易雨除けでトマト苗を植付け

2021年05月14日 | トマト連続摘芯栽培

トマト苗の植付けをしました。
今年も連続摘芯栽培を行う予定です。
植付け時の苗のステージは何度やっても迷うところですが、今が植え頃と判断しました。
苗は、購入したものです。
老朽化したパイプハウスを解体して以来、果菜類の苗は購入しています。
それまでは母も健在で、接ぎ木を含め全ての苗を自前で作っていました。
良くも悪くも納得して植え付けていましたが、購入苗ではそれが難しい。
それでも一昨年までは、信頼できるところから購入できていました。
それが昨年コロナ禍を機に休止したことから、入手に苦労しています。
今年も苗販売をしている数カ所を回っています。
販売される苗は、この辺りでも5月の連休から中旬が主なので、それに合わせて確保せざるを得ません。
気温からみると、植付け適期に達しているのはトマト。
すでに廃材を利用した雨よけ用の支柱を立て、さらに誘引用の支柱も立てています。


そこに幅230センチ厚さ0.03ミリの雨除けのポリを張りました。
まず植え穴を掘ります。


植え穴を掘るのはホーラーを用います。
元々畑作農家だった我が家には3種のホーラーがあります。
これが一番小さなホーラーで、9センチのポットまではこれです。
購入苗ではこれで十分で、他のホーラーの出番はほとんどなくなりました。


害虫予防の粒剤を施用。


品種はホーム桃太郎。
苗はいわゆる軟弱徒長苗。小さなポットに肥満体です。
花芽だけははっきり確認できるので、これで良しとしました。


昨年は苦い経験をしています。焦って花芽が見えない苗を購入し、さらに2週間ほど手元で育苗してもなお花芽は現れず、結局第1花房が飛んだ苗でした。
これは、第1花の萼が割れており数日で開花しそうです。


ポットが小さく芯も細いので、これより植えるのが遅くなるのも良くない。
連続摘芯栽培では花房数が多くなり、その分、樹に負担が掛かります。
1本仕立てよりはスタートの勢いをよくする必要があります。


株間は45センチ。全部で13株と昔からみると大幅に少なくなりました。
植付け後、直ちに支柱に誘引。
連日、風が強く、1カ所では心許ないので2カ所留めました。


昨年は、第1花房が飛ぶというかつて無いスタートでした。
今年はその心配はないものの、軟弱体質でのスタートとなりました。


この後、筋肉質に転換し、連続摘芯栽培に耐え得るトマトに育つことができるか。