里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

一段と甘味増す冬ニンジンと長ネギ

2022年01月22日 | 畑:根菜類

厳冬下、様々な野菜が低温への自己防衛反応で体内糖度を高め甘味が増します。
中でも、皆が「甘い、甘い」と異口同音に言うのがニンジンとネギ。
これが冬ニンジン。


ニンジンは2回に播いており、これは2回目。8月8日に播いたもの。
1回目の秋ニンジンは終了し、2回目の冬ニンジンを穫り始めたところ。
品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
今年は量が多く、半分は囲いに回し、半分は畑にそのまま残しています。


ニンジンは根が完全に土中に入っているので、凍害の影響をあまり受けずに済みます。
ただし、ドカ雪に見舞われれば、穫るのは大変。
一方、強粘土質のため乾燥して土が硬くなっても、簡単には引き抜けなくなります。
今年は幸か不幸か、少雪が降っては溶けを繰り返しているため適度に湿って抜きやすい。
さすがに葉は倒れ、少し黄ばんできました。


まだ沢山残っており、手頃なニンジンが穫れています。


5寸は15センチですが、20センチくらいのものが多い。


今のニンジンは甘味が際立っています。
これが囲いに回し、埋め込んだニンジン。


取り出しやすいように10本くらいずつ纏めて葉の根元を縛って埋めています。
手を付けるのは大分先になるでしょう。


長ネギ。


品種はタキイ種苗の「ホワイトスター」。
長ネギは10月から穫り始め、穫り続けていますが、厳寒期の今がとりわけ旨い。
葉は垂れたり折れたり、寒さに必死に耐えている様子が窺えます。


寒さで凍みてしまいますが、大丈夫。


甘味、旨味が一段と濃くなりました。
もっと土寄せできれば白根(軟白部)を長くできるのですが。
湿害対策を優先して浅植えに変えたので、これが限界。


青みが残ってしまうのは残念ながら、柔らかさは確実に増しています。


少し纏めて穫り、家のすぐ側に小さく囲って置くようにしています。
こちらは、白根(軟白部)を確保するため、曲がりネギ風にしてみたもの。


少し始めるのが遅かったですが、かなり新葉が立ってきました。


穫るのはあとしばらくしてからになるでしょう。
今年はニンジンもネギも豊富にあるので皆にバリバリ食べてもらいたい。