里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

里山にヤブコウジとリュウノヒゲ

2022年01月21日 | 野山

今の時期、里山では赤い実を付けたヤブコウジが楽しめます。
群生とまでは言えないまでも、まとまって生えている所があります。


この辺りが多いところ。


ヤブコウジは小さい。赤い実を着けていなければ見逃される存在です。


赤い実も1株に1、2個と言った程度のものが多い。


それでもまとまると結構見応えがあります。
昔は何の感慨もありませんでしたが、歳を重ね悪くないと思えるようになりました。
この辺りにも少しまとまってあります。


可愛いものです。歳を取ったと言うことなのでしょう。






杉の木に生えたヤブコウジ。




長い間、ヤブコウジの別名は一両と思っていました。
縁起物としての万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)、百両(カラタチバナ)。
そして、十両がヤブコウジと知ったのは近年です。
長く、大いなる勘違いをしていたのでした。
一両はアリドオシと知りましたが、見たことはありません。
我が家の庭にはセンリョウ、マンリョウはありません。
ヤブコウジは自然に生えています。数株はあるので数十両になるでしょうか。
裏山にはリュウノヒゲが群生しています。


昔から自然に生えており、繁殖してグランドカバー化しています。


園芸種と違い葉は細くて長く、非常に密に出ています。
別名ジャノヒゲ、ですがこの辺りでは専ら猫玉。


今、群青色の光沢ある実を着けています。これが猫玉の由来でしょうか。
幼少の頃はこれを竹鉄砲の弾にして遊んだものです。
このように自然に実が見えるものは少ない。


大概は沢山の葉に隠れて殆ど見えません。


葉をかき分けると中に綺麗な実が見えます。




庭にも勝手に生えています。
始末に負えないと思うこともありますが、雑草抑止や流土防止になっています。
ヤブコウジとリュウノヒゲのコラボを見ることもあります。