里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナバナ「寒咲花菜」は厳冬にも耐え旨い

2022年01月18日 | 畑:花菜類

寒冷地なので当然とは言え、今年の冬は厳しい。
当地方は西高東低の気圧配置で大雪になることはありませんが、今年は雪雲が流れ込む回数が多い。
数センチの雪が積もっては溶けるを繰り返しています。
真冬が盛りになるナバナ類の一種「寒咲花菜」。


外葉がすっかり垂れ下がりました。もう終わったかのごとき。
しかし、これで終わりではありません。まだ大丈夫。


外葉はぐったりしていても中心部の茎立ちは殆ど立っています。


今年の「寒咲花菜」は例年より早く11月半ばから穫り始めました。
わき芽(側枝)の穫れ始める12月半ばから収穫最盛期。
主枝はできるだけ数芽で切るようにしていますが、下位の節が詰まっているため実際には10本くらいの側枝が出ることが多い。


全体で言うと側枝の収穫は半分程度になっているでしょうか。


伸びている側枝(子茎)も萎れたものは凍害でダメですが、まだ殆どが立っています。
これまでの経験で、「寒咲花菜」はこの程度ならしぶとく耐えることが分っています。


他の冬野菜と同様、糖分を蓄え、体内濃度を高めて耐寒性を増すのです。
さすがにこの寒さでは花が咲くまでには至りません。蕾の状態で収穫です。


穫り終わった側枝(子茎)からは、さらにわき芽が出ています。


これが孫茎に当たります。どのくらい生長してくれるか。
もちろん伸びは抑えられるものの、厳寒に耐え春先まで穫り続けたいところ。
数株収穫してみました。
まだ、十分なボリュームを保っています。


店で菜の花として売られる場合は、もっと短く切られます。
自家用にはこのくらいの長さで、花芽、茎、新葉余すことなく食べられます。
厳しい冷え込みで、益々軟らかく旨味が増しています。
こちらは同じくナバナ類のアスパラ菜。


さすがにかなり傷んでいます。
穫り始めも早かったので、外葉は枯れたものが多い。
しかし、まだ茎が立ち花が咲いています。これは孫に当たる茎です。


シンナリしてしまえば完全な凍害。あとどのくらい頑張れるか。