里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

長期貯蔵のタマネギとジャガイモ

2022年01月19日 | 畑:土物類

夏のうちからずっと貯蔵し、食しているタマネギとジャガイモ。
時折チェックする必要があります。
一番は腐敗。知らずにいると増えていきます。
そして萌芽。この時期になると新芽が伸びてくるので、放置すると萎びてきます。
まずタマネギ。


品種は「ネオアース」。
タマネギは吊しとコンテナに並べて乾燥した後、中に取り込んで貯蔵します。
コンテナのまま、少なくなるに従って集約しています。


「ネオアース」は貯蔵性が抜群。そして品質に優れています。
まだ腐れや萌芽は全く見られません。


タマネギが貯蔵中に腐敗する一番の原因は、乾燥不十分で沢山重ねて貯蔵すること。
大玉は貯蔵性が劣ると言われるため大玉から消費していましたが、今年は玉の大小を気にせず食しています。
乾燥と貯蔵をしっかりすればあまり気にすることはなさそうです。


昨年は特に萌芽が遅く、少々芽が伸びてはきたものの4月一杯食していました。
同じ品種でも萌芽には年次差があるようです。
このペースなら十分春まで消費を賄うことができるでしょう。
色や形もタマネギらしい姿を保っています。一皮剥くと光沢のある綺麗なきつね色です。


ジャガイモ。


品種は「男爵」。
ジャガイモは不作でした。
しかも大玉は少なく、中玉、小玉が多い。


それだけに貯蔵中腐敗が出ないようしっかりと乾燥させました。
そして、段ボールに詰めて日の当たらない涼しい場所に保管しています。


芽はかなり出てきました。例年より芽が出るのが早い気がします。
やはり10月からの気温が高く経過したため、萌芽は早まったようです。
芽を伸ばしてしまうと栄養が奪われ萎びるので、芽が出始めたら即搔くように努めています。


一昨年までは一部を自種に取っていましたが、昨年から全て購入種にすることにしました。
ですから、芽は出たら全て搔いてしまえばいいので躊躇することもありません。
やはり自種より購入種の方が出来が良い。
不作だったので、春まで賄えるかと思いましたが、このペースなら問題ないでしょう。
肌は綺麗です。


こちらはサトイモ。


量も少ないので発泡スチロール箱数箱に入れ、中に取り込んで貯蔵しています。


昔は貯蔵用の横穴に保存していました。
昨年のサトイモの出来はまずまず。まだ結構残っています。
土付きのいかり芋の状態で保存します。その方が貯蔵性が高い、


必要な都度取り出し、子芋にバラして少し乾かします。


今冬の野菜は大概安値になっています。そんな中タマネギとジャガイモが高い。
少し大げさな言い方ながら、タマネギ1個とキャベツ1個が同じと言った様相。
北海道産が夏の天候不順で不作だったためで、滅多にない市況が続いています。