里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

これぞ「寒締めホウレンソウ」

2022年01月20日 | 畑:葉菜類

今日は大寒。
今年は厳冬で、当地方にも雪雲が流れ込み数センチまでながら降雪が繰り返しあります。
最低気温もー5℃程度に下がることも度々。
ホウレンソウは秋から冬にかけて穫るよう4回に播いています。
これは3回目に播いたホウレンソウ。


品種はサカタのタネのクロノス。
10月15日の種播き。バラ播きで、薄く播いています
これは、当初から1月に寒締めホウレンソウとして収穫するつもりで作っています。
発芽、生育とも順調で、年内には収穫できるくらいまで大きくなっていました。
厳寒期でも覆いはしません。
さすがに、この厳寒ではほとんど生長はしていないでしょう。


すでに3ヵ月以上経っていますが、穫り始めて間もない。
強い低温で地べたに張り付くようになってきました。


葉色は濃緑。光沢があるものよりややくすんだものが多い。
葉肉はいかにも厚く、縮みが強く出ています。


そもそも、この品種は本来縮みのない品種です。しかし、連日の氷点下では縮まざるを得ないのも当然。


「寒締めホウレンソウ」とは、ハウス栽培のホウレンソウを収穫期にハウスを開放し外気温に2週間程度晒してから穫るものを指して使っているようです
我が家のは露地の自然環境の中で、常時低温の中で育っているので、これぞ正に「寒締めホウレンソウ」でしょう。
糖度とビタミン含量が高まり、旨味が増します。
これは助っ人が収穫したもの。数株でいっぱいに広がります。


一株でも。


旨いホウレンソウの印として縮みを一層際立たせたものが「縮みホウレンソウ」。
これは敢えて縮みの出やすい品種を用いて真冬に穫るもので、当地方でも作られています。
こちらは4回目に播いたホウレンソウ。


10月30日の種播き。
12月から不織布のべた掛けをしています。発芽、生育とも順調。
品種は2品種で、これがクロノス。

不織布下でも縮みが見えてきました。


こちらがソロモン。しばらくぶりで作りました。

今収穫しているホウレンソウの後、2月から予定通り穫れそうです。