里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

墨彩画「ヤブコウジとリュウノヒゲ」

2022年01月28日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙 

今、この辺りの里山ではヤブコウジとリュウノヒゲがごく普通に見られます。
普段は誰も気にもとめません。地味な存在です。
それでも、光沢のある小さい赤い実と群青の実は一服の和みを与えてくれます。
大概は別々の場所にありますが、コラボすることもあります。
そんなところを画にしてみました。
リュウノヒゲは別名ジャノヒゲ、この辺りでは専ら猫玉。昔は竹鉄砲の弾にしてよく遊んだものでした。
実際の姿は細い葉が密生して覆い、実は中に隠れています。
葉は大幅に省略、踊るように描き、群青の実を主張しました。