里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

冬のターサイ、縮み雪菜とチンゲンサイ

2022年01月05日 | 畑:葉菜類

冬の葉物として作っているターサイと縮み雪菜。
真冬になると姿が大きく変わります。
ともに9月21日の種播き。
バラ播きして、間引きを3回ほど。
11月半ばから抜き取り収穫しながら株間を広げていきます。
思うように収穫が進まないため、最終の30センチ間隔にはなっていません。
これがターサイ。ちなみに冒頭のは縮み雪菜。


初めのうちは葉柄が立っていますが、今は地べたに這いつくばった状態になっています。
これがターサイの大きな特徴。


寒さが厳しくなるにしたがって、横に広がっていきます。


そして、葉は一層濃緑になり厚みを増します。


外葉が黄ばんで枯れる株が出てきました。
古葉が枯れてくると次第に株は小さくなっていきます。


今年は早いうちから肥え切れの症状が出ています。
どうも元肥の施用位置と畝立て位置にずれが生じてしまったようで、ケアレスミスでした。
これは縮み雪菜。


ターサイ同様、収穫は余り進んでいません。
やはり外葉が少し枯れてきました。


縮み雪菜はターサイとよく似ています。
ターサイの変異した株から育成されたと言われているので似ているのも道理。
当初はターサイとほとんど区別がつきませんが、今時分になるとかなり違ってきます。
縮み雪菜も次第に横に広がりますが、ターサイほど極端ではありません。


葉の形もターサイより多少長め。
縮みはより細かく多数出ます。特に芯に近いところの葉は細かく縮れます。
これが大きな特徴です。

葉の厚みはターサイの方が厚く、光沢は縮み雪菜が強い。


当地方では、縮み雪菜は近年店によく出回るようになっています。
ターサイは我が家では長く作っていますが、店にはほとんで出回りません。
こちらはチンゲンサイ。


ターサイなどと同様に作っています。
今年は減らしました。それでも大分残っています。


こちらも肥え切れの症状が出てしまいました。


寒さにはターサイ、縮み雪菜に比べると少し弱い。
黄ばんだ外葉が出てきました。


強い低温では凍害を受けます。それでも枯れることはありません。

チンゲンサイはターサイや縮み雪菜よりもずっとポピュラー。
店にもごく普通に出回っています。
ターサイもチンゲンサイも長く作っていますが、小生の好みはターサイ派。
ターサイと縮み雪菜は栄養価抜群で旨味があります。