里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今、小カブが旨い

2021年12月27日 | 畑:根菜類

今、小カブが一段と美味しくなっています。
今年は気温の高い日が多いですが、12月も下旬となって寒波も襲来。
さすがに冷え込んできました。こうなると小カブは一層甘味と旨味が増します。


冬野菜は寒さから身を守るため、一様に体内に糖分を蓄えます。
小カブも濃緑の葉が低温で少し黄ばみが出てきました。今が旬と言っていいでしょう。


品種は「耐病ひかり」。
9月17日の種播き。バラ播きです。
生育は極めて順調で、11月早々に少し小振りの内から収穫を開始


はじめは上から蕪がほとんど見えませんでしたが、今度は見えるようになってきました。


生育の早いものから株間を広げるように順次収穫。今はよく揃っています。


やや密植の状態から、株間15~20センチと概ね適当になってきました。




それでも、まだ混んだところも残っています。


このようなところは未だ多少葉をかき分けて確認する必要があります。


大きさも今が一番手頃な大きさです。
この「耐病ひかり」は多少大蕪になっても美味しく食べられます。
ただ、日数が長くなり大蕪になれば、繊維分が硬く感じられるようになります。
やはり、今が一番良い時期。滑らかな舌触りと甘味と旨味、蕪だけでなく葉や茎も美味い。
数株収穫してみました。


白い蕪の部分の本体は茎。根はその下に付いている尻尾の部分。
大根は根で、蕪は茎と言うわけです。
その大部分は地上に出ているため、全く力を入れずともポロッと穫れてきます。
洗い立てのカブは純白の蕪と緑の葉が絵になります。


11月から殆ど毎食、小カブの浅漬けを欠かすことがありません。
それでも飽きることは全くありません。食感や味の変化を楽しめます。