里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ダイコンとニンジンの冬囲いをする

2021年12月24日 | 畑:根菜類

ダイコンとニンジンの冬囲いをしました。
今年はダイコンは2回に播いています。
1回目は8月21日、2回目が9月1日。


品種は何れもタキイ種苗の「耐病総太り」。


2回目に播いたダイコンが囲い用です。
今年は作付けを減らしたので、2回目の一部は消費されると思いましたが、まだ手つかず。


1回目に播いたものも少し残っています。
11月の気温が高く、大きくなりました。
ダイコンが大きくなると心配なのはス入り。
ですが、「耐病総太り」はスの入ることがほとんどありません。
おそらく最強と言っていいでしょう。
今や、「耐病総太り」は青首大根時代を作った古典的な品種となりました。
美味いだけでなく、ス入りに強いことが作り続けている理由でもあります。
このダイコンは地上部に根が半分くらい出ているので、寒冷地では、氷点下の気温が続くと凍害を受け傷みます。


冬囲いの方法は二つ。
今回は大半助っ人がやってくれました。途中経過がないので出来上りだけです。
一つはダイコンの葉を付けたまま囲います。


土を掘りあげ、稲わらを挟みながら大根を斜めにして埋めていきます。


葉が付いているので、瑞々しく新鮮さが保たれます。
ただし、嵩張り扱いにくく、稲わらが必要で場所もとるのが難点。


もう一つはダイコンの葉を落として土中に埋め込みます。


土を掘りあげ、葉を完全に切ったダイコンを稲わらを掛けて埋め戻します。
この方法は手間がかからず、場所もとりませんが、水はけの良いことが条件。
最初取り出す位置に目印を付けておきます。
先に消費するのは葉付きのダイコンの方から。
残っている1回目に播いたダイコンは畑においたまま。超大型大根となりました。


ニンジンも2回に播いています。
1回目は7月7日、2回目は8月8日。


品種は何れもトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
2回目に播いたものがまだ手つかずで、これが囲いに回ります。


ニンジンは根が土中に入っているので、あまり凍害の影響は受けません。
しかし、寒冷地では囲った方が厳寒期でも取り出しやすい。
例年、大半を囲うのですが、今年は量が多いので1/2ほど畑に残します。
こちらを先に消費します。


1/2を囲い用に抜き取りました。


ダイコンと同様に、土を掘り上げ、葉を付けたまま稲わらを挟みながら埋め戻します。


取り出しやすいように10本くらいずつ纏めて葉の根元を縛ると便利。


春まで十分すぎる量です。


形の悪いものは土付き・葉付きのままビニール袋の中に入れて室内に取り込みます。
これも十分使えます。