里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

干し柿づくり'21~干し柿を贈答にする

2021年12月23日 | 干し柿づくり

干し柿を贈答にしました。
例年の贈答にする干し柿の姿から見ると、今年は少し若い。
しかし、干し始めてからここまでの日数は、むしろ多くかかっています。
干し上がりが遅れていることが分ります。


この時期、干し柿を贈答にするのは、殆ど年中行事化しています。
近くの親しい方には縄付きのまま、直接届けます。
箱詰めで贈答にするのは、遠方の親戚、知人あてのもの。
昔は、遠方にも縄付きのまま数十個贈っていましたが、今はとても無理。
20個程度で勘弁してもらっています。
その代わり、形の良いものを選別し、それなりに体裁を整えて箱詰めにしています。
今年は特大玉は横吊りにしたので、これを贈ります。


ボリュームは十分なので、その点では例年より見栄えがするかもしれません。


まず、一つ作ってみます。


いつもは白粉が少し出始めていることが多いですが、今年は全く出ていません。
いわゆるあんぽ柿の状態です。

例年から見ると、軟らかく若いと感じるかもしれません。
あんぽ柿を好む方は喜ぶでしょう。


ただ、食べてみると旨味はかなり出ているので、見かけよりは進んでいます。
ころ柿を好む方は、もう少し置いて白粉が出るのを待って食べてもらえば良い。


もう一つ作ります。


少し黒ずみがあり、色上がりには若干不満があります。


ボリュームがあるので、それで勘弁願いましょう。


当地方では、出荷するのも店に出回るのもあんぽ柿が大半です。
個人的には全体に白粉が回った頃が見かけも味も最も好きですが。
贈答の相手方はあんぽ柿が見慣れているのか、近年は軟らかい干し柿を好む傾向があるようです。
白粉が綺麗に回るまで管理するのは大変なので、贈る側にとってはむしろ幸い。
この後、すぐ宅配で贈ります。