里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

貯蔵のカボチャはまだいける

2020年01月24日 | 畑:果菜類

 「冬至カボチャ」用に保存しておいたカボチャがまだ残っていました。
 昨年の冬至は12月22日ですから1ヵ月余り経っています。
 当地方では、冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われて「冬至かぼちゃ」を食べる風習があります。それで、遅まきしてカボチャを作り冬至まで保存しておきます。どちらかといえば我が家で食べるというよりほしがる人のために作っているようなものですが。
これが当時のもの。(冬至カボチャ


昨年作った冬至用のカボチャは渡辺採種場の白爵という品種で、6月末の種まき、10月上中旬の収穫です。冬至用カボチャとしては雪化粧という品種も何度か作っています。
 通常は徐々に消費して冬至が過ぎればカボチャも終了といった案配です。今年はたまたま作業場に消費されないものがまだ2個残っていました。意識的に貯蔵していたわけではありません。


 もともと白爵は果皮が綺麗な白色です。残されていたかぼちゃもまだ結構綺麗な状態です。かびや腐れも全く見られません。


軸はさすがに劣化していますが表面ははなめらかで、1ヵ月前とあまり変らないように見えます。


もっとも、作業場の中に置かれたままですから、冬至以降はほとんど冷蔵庫と変らない環境です。変化したのはほんの少しだけピンクがかってきたことくらいです。寒さでアントシアンが出てきたのでしょうか。
 大きめの方を半分に切ってみました。


 綺麗な黄色ないしオレンジ色です。中身は劣化した感じはなくしっかりしており、1ヵ月前と変らないように見えます。
 一部をシンプルなカボチャ煮にしてもらいました。


 ベチャベチャした感じはありません。十分にホクホク感が味わえます。


この白爵という品種はそもそもが非常に粉質が強いので、軟らかくなりにくいのだろうと思います。年を越してからカボチャを食べたことはあまり記憶にありません。たまたまですが十分に保存できることが確認できました。今度は意識的に1~2月までカボチャを貯蔵してみようかと思います。