里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

畑の土作りにピートモスを使う

2020年01月20日 | 畑:果菜類

 毎年、畑の土作りのためにピートモスを使っています。ピートモスは育苗の床土に利用することが多く、畑に使っている人はあまりいないかもしれません。
 近年はあまり良い堆肥を確保できないため、ピートモスを利用しているのです。20リットル入りのような小さな袋だと効率が悪いので、大きな袋に入っているピートモスを購入しています。
 JAに225リッター入りのピートモスを3袋発注しました。ピートモスは欧州産の方が長持ちするといわれているようですが、これはカナダ産。


継続して使うようになって、効果は確実にあると実感していますが、欠点は少し値段が高いこと。それで、一度に畑全部にやるのではなく、順繰りに畑を変えながら使うようにしています。ちょうど今頃になると、畑がだんだん空いてくるのでやりやすくなります。特に今年は雪がほとんど降らないため、畑の土づくりには絶好です。
 この225リッター入りのピートモスはかなり重く嵩張り、動かすのに少し苦労します。散布する時は、できるだけ全面に均一になるように心がけます。

空いている畑が2カ所に分かれています。

あわせてくずの木炭も散布します。


木炭は粘土質の畑の改良と湿害防止や根張りをよくする効果があるようです。またピートモスは酸性なので、アルカリ性の木炭にはその矯正の役割も期待しています。


 あとは酸度を矯正するため苦土石灰を散布します。


最低速度でゆっくりとできるだけ深くロータリー耕耘します。


2回に耕耘して仕上げます。ここは主に果菜類を植付ける畑になります。

水分は少しあるようでした。


 この辺りの土は粘土質のためミネラルが豊富で肥料持ちはいいのですが、しっかり土作りをして排水を良くし硬くならないようにしないといけません


以前に行った切りわらや落ち葉をすき込む方法に加え、市販のピートモス、有機肥料、木炭などを組み合わせて土づくりするよう心がけています。