里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ヤブコウジ群生なら百両の価値

2020年01月22日 | 野山

 今、この辺りの里山では、赤い実を付けたヤブコウジが方々で見られます。昔は、単なる雑草くらいにしか思っていませんでしたが、歳を重ねるにしたがって風情を感じるようになってきました。


 我が家の庭では南天が沢山の赤い実を付けていますが、ヤブコウジは小さい株に1、2個、多くてせいぜい数個の実です。しかし、その姿は可憐でかわいい。


 我が家の近くにはヤブコウジは方々にあるものの、まとまってあるのは1カ所だけです。群生とまでは言えるかどうかですが、数十株はあります。




 正月のめでたい草花といえば千両(センリョウ)、万両(マンリョウ)で、生花などにもよく使われます。同じく赤い実を付けるヤブコウジも一両の別名があると思っていましたが、これは私の勘違いで、十両が正しかったようです。





改めて確認してみたところ万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)、百両(カラタチバナ)、十両(ヤブコウジ)、一両(アリドオシ)でした。
 センリョウ、マンリョウはもちろん知ってますし、よく見かけますが、我が家にはありません。カラタチバナは写真などで見ましたが、アリドオシは知りませんでした。ヤブコウジは我が家の庭にも自然に生えています。


杉の木の根元の腐ったところにも生えていました。


 ヤブコウジも十両の価値があるなら、このくらいまとまってあれば百両の価値はあるような気がしてきます。

 ヤブコウジは鉢物でも見かけますし、園芸種もあるようです。でも自然にあるのが一番似合う。野山にあるものはそっとして置いてやりたいものです。