里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

冬至カボチャはまだ大丈夫

2019年12月21日 | 畑:果菜類

 今年の冬至は12月22日です。当地方では、冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われて「冬至かぼちゃ」を食べる風習があります。この風習は全国的なものなのかよく分りませんが、私が幼少の頃に我が家で冬至にカボチャを食べた記憶はないのです。甚だ曖昧ながら、長じて、いつの間にやら母が作ったものを食べていたという気がします。
 近年、我が家では必ず食べるとも限りませんが、一族郎党分があるので、冬至用のカボチャとして保存はしています。
 これが冬至用のカボチャの白爵。これはまだしっかりしているようです。


 白爵は渡辺採種場の品種で、伯爵でないのが面白いところ。果皮が綺麗な白色です。貯蔵に向く品種なので遅穫り用のカボチャとして作っています。
 6月末に種を播きました。2本仕立てですが、混んだところの蔓を間引く程度の半放任栽培。これが栽培中のもの。


 10月上中旬に収穫しました。雑草も茂り、かなりくたびれた感じになっています。

 実は完熟するまで置いています。


 収穫時は、綺麗な白色です。


 収穫した後は逐次消費し、一部が冬至カボチャとして残っているということです。この品種は、非常に粉質が強く、長く貯蔵しておけば次第に食味が落ちてはくるものの、今でも結構なホクホク感が味わえます。冬至のおまじない用に残しておくようなものですが、まだあります。


普通栽培の九重栗カボチャの2番果も片付かないまま残っていますが、こちらは劣化し、カビも出始めたので処分です。


 白爵は九重栗カボチャの2番果より一回り小ぶりです。軸を見ると劣化が進んでいるのが分ります。


 この辺りの冬至かぼちゃは小豆と一緒に煮込むのですが、我が家ではシンプルなかぼちゃ煮で、すでに食卓にでています。