里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ターサイは独特の姿で旨さ増す

2020年01月09日 | 畑:葉菜類

 昨日は、夜中にべた雪が降って今冬初めての積雪となりました。過去2番目に遅い積雪ということです。その後は雨となり、大方は溶けています。
 9月17日に種を播いたターサイは収穫を始めてから2ヶ月になります。これは、一昨日に撮ったものです。


収穫始めは葉が立っていますが、寒さが厳しくなるとともに葉が広がり、今では地面に這いつくばるようなターサイ独特の姿になっています。株間を広げたつもりでも、結局最後は密植状態になります。


始めのうちは雪菜と区別がつきませんが、ここまでくると似たような姿を見せる野菜はありません。


 ターサイは肉厚で緑の濃い野菜ですが、気温が下がると一層緑が深くなります。厳寒期に入り、さすがに外葉が黄ばんで、枯れ葉が大分出てきました。最大時は直径30センチ以上にもなりますが、これからは次第に外葉から変色する葉が多くなり、食べられる葉が少なくなります。しかし、それでも葉の枚数は多く、数えたことはありませんが数十枚はあります。寒さに当たることで葉は一層厚くなり、甘味、旨味が増し、美味しくなります。ビタミンなどの栄養分も多くなっているのではないでしょうか。


 ターサイは味に癖がなく、お浸しはじめ煮物、炒め物何にでも合うと思います。私が好きな野菜の一つで、特に玉子とじは好物です。
 周りであまり見かけないのは、ターサイ独特の姿形が馴染まないのでしょうか。それと、少々取り扱いにくいかもしれません。枯れ葉を除いても篭からはみ出します。


大きいものは新聞紙一面になります。


 まだ沢山残っているので、穫りきれず小さくなってしまうと思いますが、残ったものからは春先出てくるトウをおいしく食べることが出来ます。