そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

四国の旅―2 第29日 香南市・民宿「遊庵」へ

2017年08月18日 | 2017年四国の旅-2
2月14日(火) 晴 高知屋~民宿「遊庵」



6時30分、宿を出発。女将さんから、禅師峰寺に行くのなら、浦戸大橋より渡船で行く方が早いと聞き、梶ヶ浦渡船場に向かう。

7時、渡船から浦戸大橋。


種崎渡船場から東進。途中で、カナダ人の青年お遍路と出会う。ルートを尋ねられ、「ストレート」と「ターン」で通ってきた道を教えた。

8時30分、32番禅師峰寺参拝。
仁王門、


本堂と、


大師堂。


境内から桂浜方面遠望。


10時5分、樹林の中、五台山登山道。


10時10分、31番竹林寺に参拝。
石段の上、


仁王門。




本堂と、


大師堂。

五重塔。


牧野植物園の中を抜け、武市半平太の旧宅前を通って、善楽寺へ。

途中にあった逆打ちシール。助かる。


12時10分、30番善楽寺参拝。


本堂と、



大師堂。


十一面観音像。


冬仕様のお地蔵様。


その後は田園地帯を通り、国分川に沿って歩き、




また、遍路道を失って、畑で作業中の男性に聞いたりしつつ、ようやく、


14時15分、29番国分寺参拝。
仁王門、


本堂と、


大師堂。


再びだだっ広い地形を進み、




14時45分、物部川にかかる戸板島橋を渡り、


16時30分、本日最後の、28番大日寺に参拝。
仁王門、


本堂と、


大師堂。


境内には枝垂れ梅。


17時、民宿「遊庵」へ。10時間半行動だった。寒かったり、遍路道を見失ったりと消耗したが、何とか5寺を参拝することが出来た。宿は、食事が絶品。茄子と豚肉の甘辛煮、野菜の肉巻きフライ、白身魚の卵とじ、野菜サラダ、青物のお浸し、ご飯と麦茶。+美味いコーヒー。
同宿だった熊野の先達だというお遍路さんからいろいろと話をうかがう。
今日まで4日間、宿泊まりだったが、明日からまたテント泊まりに。

歩数  58920歩  (累計  1407677歩)
距離  37.5km  (距離累計 866km)
経費  6700円   (経費累計 86009円)

四国の旅―2 第28日 高知市・民宿「高知屋」に連泊

2017年08月18日 | 2017年四国の旅-2
2月13日(月) 晴 民宿「高知屋」連泊

今日は休養日。高知城見学とお土産の手配などをして、一日ゆっくりする予定。

バスで高知市街へ。

9時10分、はりまや橋。






9時20分、「立志社跡」へ。




9時35分、高知城へ。






高知城前の板垣退助像。


山内一豊像。


城の入口で、ボランティアの解説員(男性と見習の女性)が無料案内をしており、頼むことにした。

記念撮影をしてもらい入城。


城内にある一豊の妻千代の像。関ケ原の戦いにおける千代の情報により、掛川の4万9千国の大名が土佐で24万国石になったのだそうだ。


石垣の組み方や水抜きの設備などを解説。「あれは何に使ったのでしょうか?」などと、なんか「ブラタモリ」のような感じ。




長曾我部時代の石垣の組み方と、山内時代の組み方の違い、など教わる。長曾我部時代の方が細かくしっかりしていた、と。




高知城の造りとして、二の丸が主君と側近の住居など生活空間、三の丸が事務を扱う役場のようなもの、天守の役割は特になく、迎賓館のごときものか、と。
天守では解説員のメンバーが交代して、いろいろと説明をしてもらった。天守は意外と小さいものだった。
天守入場券420円。






というわけで、2時間以上も、説明をしてもらった。南無大師遍照金剛。

その後、お土産を購入、宅配の手配をした。
今日は月曜日のため、自由民権記念館も、高知文学館もお休み。残念。
地元の歴史に関する書籍などを見たいと思ったのだが、なんとJR高知駅には駅ビルというものがなく、駅のそばに、ブックオフがあっただけで大きな書店も探せなかった。そして、駅周辺はグルメ店ばかりが目立った。

宿に戻り、逆打ちの要領についてとりとめもなく考えた。逆打ちの場合、遍路シールはほとんどなく、そこそこの困難が伴う。しかし、当然ながら遍路道はやみくもに作られているわけではなく、主にあぜ道したがって用水に沿って作られており、故に、迷ったらそういう気配を感じるような方へ行けばよい、ということ。道路で右側と左側とが色が違っている場合は、どちらかが用水を埋めたあととみられ、それを辿るのが正しい場合が多い。また、行きくれた場合は、心を落ち着かせて周囲をゆっくりと眺めまわすと、遍路石、石仏、石碑、道標などが見つかる場合もある。だだっ広い所には、なにがしかの目印となるような石などもあったりする。それらは多くがどちらかに曲がる地点や分岐の地点を示している。こんなことを発見し、以前よりはだいぶ迷わなくなった(いまだに迷うことも多いが‥‥)。

歩数  22619歩  (累計  1348757歩)
距離  記録外    (距離累計 828.5km)
経費  8580円   (経費累計 79309 円)